CAD描画・印刷
CAD描画に関するオプションを変更します。
なお、設定を有効にするには、GLOOBEを再起動する必要があります。
2D描画の速度と品質を変更するにはM017310_vie_sec01
Direct2D対応のビデオカードをお使いの場合は「Direct2D」をONにします。グラフィックボードによっては2D描画の速度は速くなりますが、2D描画は低品質となります。
Direct2Dに対応していないビデオカードをお使いの場合は、「GDI」または「WPF」をONにします。
「WPF」がONのとき(品質優先)、2D描画は綺麗になりますが、グラフィックボードによっては描画速度が遅くなる場合があります。品質優先で描画速度が遅く感じる場合は、「GDI」をお試しください。
メモ
- 「GDI」がONの場合、図面・GLOOBEシートにおいて、「線種」で「印刷用」を選択できません。
(詳しくは、「線種の表示を変更する」を参照) - DirectX のバージョン、ディスプレイドライバのバージョンや日付、グラフィックボードの型番などを調べたい場合は、「DirectX
診断ツールの起動」をクリックして、「DirectX 診断」ダイアログを確認してください。診断の結果は、「情報をすべて保存」でテキストファイルに保存することができます。
- マウスのドラッグでビュー表示を移動する際、描画が白くチラつくような場合、このチラつきをなくしたいときは「スムーズドラッグを有効にする」をONにします。
「スムーズドラッグを有効にする」は、「Direct2D」がONのときに設定できます。
ただし、32ビット版OSの場合、「スムーズドラッグを有効にする」をOFFにしておくことをお勧めします。
3Dの描画エンジンを変更するにはM017310_vie_sec06
Direct3D11対応のビデオカードをお使いの場合は、「描画エンジン」を「Direct3D11」に変更します。
このとき、「プレゼン」タブの3Dビューでは、レンダリングを実行しなくても太陽光の影が描画されるようになります。
また、通常の3Dビューも含めて、アンビエントオクルージョンによる表現で描画されます。立体感が増し、見栄えが向上します。
2D・3D描画でトラブルが出た場合M017310_vie_sec04
Direct3D対応のビデオカードをお使いの場合で、2D描画、3D描画で描画トラブルが出た場合は、ビデオカードのドライバを最新のものに更新してください。
それでも改善されない場合、以下をお試しください。
トラブル | 対処 |
2D描画の場合 | 「Direct2D」がONのときは「GDI」または「WPF」に変更する。 |
3D描画の場合 | 「Direct3D9」のときは「Direct3D9Exを利用する」をONにする。 |
3D作成時に階レベルで立体をカットするにはM017310_vie_sec02
3Dビューで建物を描画する際、複数階にわたって高さの情報を持っているオブジェクト(カーテンウォール、サスペンドガラス、EVなど)についても階単位でデータを描画するには、「3D作成時に階レベルで立体をカットする」をONにします。
2014以前の方法で3Dビューを描画するにはM017310_vie_sec05
3Dビューで曲面をきれいに描画するには、「GLOOBE2014以前の描画方法を使用する」をOFFにします。従来の描画方法を使うときはONにします。
この設定は、描画エンジンが「Direct3D9」のときに有効です。
2017以前の方法でレンダリングするにはM017310_vie_sec07
GLOOBE2018以降のレンダリング方法を使用するには、「GLOOBE2017以前のレンダリング方法を使用する」をOFFにします。従来の描画方法を使うときはONにします。
次のような違いがあります。
ON(2017以前の方式) | OFF(2018以降の方式) | |
パノラマ画像の作成 | 不可 | 可能 |
レンダリング | スキャンラインに沿って上から作成 | 全体からジワジワと作成(プログレッシブレンダリング) |
アンビエントオクル―ジョンの明るさ | 暗め | 明るめ |
アンビエントオクル―ジョンの間接光表現 | 表現は可能 | 光源の色を反映して、より美しく表現 |
成果物中止処理 | 作成途中の画像は破棄 | 中止時点の画像を保存可能 |
モアレ解消 | 非常に時間がかかる | 高速・高品質 |
印刷エンジンを変更するにはM017310_vie_sec03
「XPS」がONの場合、Microsoft社の新しい印刷エンジンを使用します。
「GDI」がONの場合、Microsoft社の従来の印刷エンジンを使用します。
メモ
- ボタンの「印刷」メニューの「印刷」でデータがうまく出力されない場合は、ドライバの更新やもう一方のエンジンでの出力をお試しください。