部材追従
通り芯、基準芯、スペース、壁、壁(パラペット)、柱、梁を選択すると、コマンドコレクションに「平面編集を有効にする」が表示されます。また、屋根、スペース、階段、スロープ、スラブ、キャンティスラブ、笠木、水切、下端見切を選択すると、コマンドコレクションに「高さ編集を有効にする」が表示されます。
「平面編集を有効にする」「高さ編集を有効にする」がONのときに、これらのオブジェクトを移動、伸縮したり、高さを変更すると、付随するオブジェクトが追従します。
付随するオブジェクトを追従させたくない場合は、OFFにしてから編集します。
メモ
- 平面編集や高さ編集により追従する部材の条件については、仕様関連資料「部材の追従条件」を参照してください。
- 「平面編集を有効にする」「高さ編集を有効にする」のON/OFFは、オブジェクトごとに保持されるものではありません。例えば、OFFにしてスペースの領域を変更した後、壁を選択すると「平面編集を有効にする」はOFFのままです。
通り芯・基準芯・スペース辺を移動する場合M030650_obj_sec01
通り芯・基準芯を選択したときに表示されるハンドル(◆)を移動、または寸法線を編集すると、通り芯・基準芯上にあるスペース、壁、建具、仕上などが追従します。
また、スペースを選択したときにスペース辺に表示されるハンドル(◆■)を移動、または寸法線を編集すると、隣接するスペース、壁、建具、仕上などが追従します。
メモ
- 壁開口、建具、エレベータなど、壁が入力されていないと追従しないものもあります。
- サスペンドガラス、カーテンウォール、パーティションの幅については、オブジェクトの入力点(始点と終点)がスペース、通り芯、基準芯の交点にあると追従します。
- 「専用設計ツール」タブの「スパン編集」や「CAD編集」タブの「移動」、「面一(面合わせ)」でも同様に、「平面編集を有効にする」をONにすることで付随するオブジェクトが追従します。
壁・梁を移動・伸縮する場合M030650_obj_sec02
壁を選択したときに表示されるハンドル(◆■)を移動、または寸法線を編集すると、壁に付随する建具、仕上、カタログ部品などが追従します。
梁の場合は、移動時に壁仕上、フカシ、増し打ちのみが追従します。伸縮の場合には追従しません。
柱・壁・梁の幅を変更する場合M030650_obj_sec03
柱、壁のプロパティで幅を変更すると、柱、壁に付随する仕上などが追従します。
梁の場合は、壁仕上のみが追従します。
屋根などの高さ・傾斜を変更する場合M030650_obj_sec04
屋根のプロパティで高さや勾配を変更すると、屋根領域にある壁、柱、梁、外壁仕上、天井仕上などが追従します。
また、スラブ、キャンティスラブのプロパティで高さや勾配を変更すると、付随するスラブ開口、床仕上、天井仕上が追従します。
スペースなどの高さを変更する場合M030650_obj_sec05
スペースのプロパティで天井高や床高を変更すると、スペース領域にある仕上、廻縁、巾木、カタログ部品などが追従します。
また、笠木、水切、下端見切のプロパティで高さを変更すると、付随する壁、仕上、腰壁手摺が追従します。
階段・スロープの高さを変更する場合M030650_obj_sec06
階段・スロープのプロパティで上端・下端高、段数を変更すると、通常手摺の下端、手摺壁、壁仕上が追従します。