断熱材一括
建物内部または外部にある柱、壁、梁、スラブ、キャンティスラブに対して、横断熱材や上下断熱材をまとめて描きます。
建物内部に現場発泡系断熱材をまとめて描くM130840_dni_sec01
基準の領域内にある部材に対して、内側に現場発泡系断熱材を自動配置します。
- 「フカシ・断熱」メニューから「断熱材一括」を選びます。
- 入力モードが「内部一括」であることを確認します。
- 「外壁領域の対象」で外壁を判定する対象を選びます。
一括処理の対象となる外壁領域が赤枠で表示されます。 - 横断熱材や上下断熱材を取り付ける部材にチェックを付けて、断熱材の厚さを設定します。
- 「実行」をクリックします。
メモ
- 「内部一括」の場合、作図表現(縮尺・レベル他)で「見下方向」をONにしていても、一時的に「見上方向」に変更して処理を行います。そのため、1階で「断熱材一括」を実行したときに、2階で入力した梁にも断熱材が配置されます。
次図は、2階で「断熱材一括」を実行したときの状態です。 - 「領域オフセット範囲」を選んだ場合は、範囲内のスラブ、キャンティスラブも上下断熱材の自動配置対象になります。
建物外部に現場発泡系断熱材をまとめて描くにはM130840_dni_sec02
内部スペース(用途区画)が接する領域内以外にある部材に対して、現場発泡系断熱材を自動配置します。
- 入力モードを「外部一括」に変更します。
- 「外壁領域の対象」で外壁を判定する対象として「スペース」または「用途区画」を選びます。
一括処理の対象となる外壁領域が赤枠で表示されます。 - 横断熱材や上下断熱材を取り付ける部材にチェックを付けて、断熱材の厚さを設定します。
- 「実行」をクリックします。
メモ
- 「外部一括」の場合、作図表現(縮尺・レベル他)で「見下方向」をONにしていると、1階で「断熱材一括」を実行したときに、2階で入力した梁には断熱材を配置しません。「見上方向」をONにすると、上階の梁も対象になります。
次図は、2階で「断熱材一括」を実行したときの状態です。