階複写
階で入力されているデータを指定して、他階に複写します。また、範囲を指定して複写することもできます。
なお、CAD高基準、GL基準、地面基準の部材は階複写の対象となりません。
指定した全てのデータを他階に複写するM210610_kfs_sec01
複写元の階にある指定した全てのデータを他階に複写します。
- 「階複写」をクリックします。
- 「複写元」で複写元となる階、「複写先」で複写先となる階を選びます。
- 複写するデータにチェックを付けます。
- 「全範囲複写」をクリックします。
- 複写を終えたら、ダイアログの「終了」をクリックします。
メモ
- エレベータ、べた基礎、片持ち基礎、連続基礎、独立基礎、柱型は「階複写」で複写できません。
- 階複写のダイアログを開いている状態で階を変更すると、「複写元」「複写先」が変更されます。階を変更した場合は、「複写元」「複写先」を確認してください。
- 複写先にすでに複写するデータがある場合、削除の確認画面が開きます。重複するデータを確認してから「はい」「いいえ」を選んでください。
- 名前など抽出条件を指定して、条件に該当するデータだけを複写することもできます。
(詳しくは、「検索条件を設定するには」を参照)
範囲を指定してデータを複写するにはM210610_kfs_sec02
スペースにあるデータだけを複写したい場合など、指定した範囲にあるデータだけを他階に複写できます。
- 複写元または複写先となる階を開きます。
- 「複写元」で複写元となる階、「複写先」で複写先となる階を選びます。
- 複写するデータにチェックを付けます。
- 平面ビューで範囲を指定します。
- 複写を終えたら、「終了」をクリックします。
梁・スラブ・スラブ開口・水平ブレースの階複写についてM210610_kfs_sec04
梁・スラブ・スラブ開口・水平ブレースの入力と平面ビューの表示は、作図表現(縮尺・レベル他)の「梁・スラブ・開口・水平ブレース」の「入力・表示」にある「見上方向」「見下方向」が影響します。
「階複写」も作図表現(縮尺・レベル他)の「見上方向」「見下方向」が影響し、「見上方向」がONのときは上階の部材を複写、「見下方向」がONのときはカレント階の部材を複写します。
メモ
- 作図表現(縮尺・レベル他)の「見上方向」がONの場合、「梁」の「種別」が「基礎大梁」「基礎小梁」「片持ち基礎大梁」「片持ち基礎小梁」、「スラブ」の「分類」が「土間」のデータは複写されません。
なお、「見下方向」がONの場合は複写されます。 - 作図表現(縮尺・レベル他)の「見上方向」「見下方向」に関係なく、エレベータ、べた基礎、片持ち基礎、連続基礎、独立基礎、柱型は複写できません。
カタログ部品、樹木、汎用オブジェクトの複写についてM210610_kfs_sec03
配置高さ基準が「設計GL」「地面」で配置されているカタログ部品、樹木、汎用オブジェクトは複写できません。
配置高さ基準が「FL」など「設計GL」「地面」以外で配置されている場合に複写されます。
(配置高さ基準については、「配置する高さを変更するには」を参照)
注意
- 「敷地・外構」タブの「汎用3D」メニューの「汎用オブジェクト作成」で作成された汎用オブジェクトは、配置高さ基準に関わらず複写できません。