壁取り合い
L字形に取り付く壁の端部、鈍角や鋭角に取り付く壁の取り合い(勝ち負け)をまとめて変更します。
また、個別に突き合わせ、取り付き、取り合いなしといったように壁の取り合いを変更します。
壁端部の取り合いをまとめて変更するM210650_sgh_sec01
取り合いの優先順位を指定して、壁の端部の勝ち負けをまとめて変更します。
- 「接合部」メニューから「壁取り合い」を選びます。
- 入力モードが「範囲指定:領域」の「矩形範囲」であることを確認します。
- 壁の取り合いを変更する範囲を指定します。
- ダイアログの「壁種別」で優先する壁を変更します。
- 「配置」で同一壁のときに優先する方向を選びます(ここでは「縦」をON)。
- 「一括」をクリックします。
優先順位に従って、対象箇所の取り合いが変更されます。 - 編集を終えたら、「閉じる」をクリックします。
メモ
- 優先順位に従ってではなく、取り合い(縦勝ち、横勝ち)を任意に変更することもできます。操作は「1点指定」と同様です。「壁端部の取り合いを任意に変更するには」の手順2~4を参照してください。
壁端部の取り合いを任意に変更するにはM210650_sgh_sec02
壁端部の取り合い箇所を指定して、任意に縦と横の勝ち負けを変更したり、端部を突き合わせにするか取り付き、または取り合い処理をなしにするかを変更します。
ここでは基本的な操作を解説します。突き合わせ、取り付きについては「壁端部の鋭角・鈍角の取り合いについて」を参照してください。
- 入力モードを「1点指定」に変更します。
- 変更する取り合い部分をクリックします。
- 「突合せ」「取りつき」「解除」から取り合いタイプをクリックします。
- 勝ちに変更する壁の名称が表示されたボタンをクリックします。
- 取り合いを確認して、「OK」をクリックします。
- 手順2~5を繰り返して、他の壁の取り合いを変更します。
壁端部の鋭角・鈍角の取り合いについてM210650_sgh_sec03
取り合いの勝ち負けは、次図のように処理されます。
取り合い | 平面表現 |
突合せ | |
取りつき | |
解除 |
メモ
- RC壁の場合は、包絡処理されます。
- 壁にフカシが設定されている場合、「突合せ」「取りつき」を変更すると、形状に合わせてフカシの取り合いも処理されます。
- 壁に仕上が貼られている状態で、「突合せ」「取りつき」「解除」を変更しても仕上の取り合いは処理されません。
この場合、仕上を伸縮し、壁小口部分に仕上を貼る必要があります。 - 処理した後、平面ビュー、3Dビューの表示が反映されていない場合は、「再表示」で再表示してみてください。