隅取り包絡重複削除
線の隅取りや包絡、重複している線の削除を行います。
2つの線分を隅取りするM310622_smt_sec02
- 「隅取」をクリックします。
- 1つ目の線分をクリックします。
- 2つ目の線分をクリックします。
メモ
- 連続線、円弧、領域の角は隅取りできません。
- 隅取り部分に記号を付けるには、「記号を付加」をONにします。
線を包絡するM310622_smt_sec03
- 「包絡」をクリックします。
- 包絡する範囲の始点と対角点をクリックします。
メモ
- 円弧、連続線、または領域の重なりは包絡できません。
- レイヤ、線幅、線種、線色が一致した線分だけを包絡したい場合は、「属性の一致」の「レイヤー」「ペン線種」「ペン色」をONにします。
重複する線を削除するM310622_smt_sec04
- 「重複」をクリックします。
- 「削除形式」で重複削除の条件を設定します。
- 「線種優先」でを使い、優先する線種を上位に並び替えます。
- 重複データがある範囲をドラッグで指定します。
- 「削除実行」をクリックします。
- 確認画面で「OK」をクリックします。
メモ
- 次のような線幅、線種のデータが重なっている場合、「削除形式」によって処理内容が異なります。
- 線が一部だけ重なっている場合は対象となりません。
- 次図のように、同一線上にある2つの線分をまたぐ線分があった場合、見た目では重複した状態ですが、「同一」「包含」どちらの条件にも該当しないため、重複削除の対象となりません。
- 重複削除で設定した内容は、「GLOOBEのオプション(CAD環境)」の「初期値セット」で初期値として書き込むことができます。
(詳しくは、「汎用コマンドの設定値を初期値として登録するには」を参照)
削除形式 | 処理内容 |
同一 | 始終点が完全に一致する線分を見比べて、優先順位の低いものが削除されます。 ①と④ ②と⑤ ③と⑥ |
包含 | 長い要素に短い要素が含まれている場合、優先順位の高い線分を基準に、包含した線分のうち優先順位および表示順の低いものが削除されます。この場合、一番優先順位の高い②が基準になります。 ⑤は、②と長さが同じため残ります。 ①は、②より短いですが、表示順が前面にあるため残ります。 ③④⑥は、②に包含され、かつ優先順位が低いため、削除されます。 |
同一+包含 | 「同一」と「包含」の両方の条件から、優先順位の低いものが削除されます。 ⑤は、②と長さが同じため、削除されます。 ①は、②より表示順が前面にあるため残ります。 ③④⑥は、②に包含されるため、削除されます。 |