汎用データ化
図面を汎用データに変換し、オブジェクトと重なった部分の目地抜き処理、重複データの削除などを行います。
この操作により、オブジェクトのプロパティ変更などができなくなりますが、2D汎用での図面編集がしやすくなります。最終プランが固まり、図面を仕上げるときに使用します。
図面を汎用データに変換する
- 「図枠」メニューから「汎用データ化」を選びます。
- 処理を行う用紙にチェックを付けます。
- 汎用データ化に合わせて行う処理にチェックを付けて、「実行」をクリックします。
- 確認画面で「OK」をクリックします。
処理 | 内容 |
汎用データ化 | 図面に関連付いているオブジェクトプロパティ情報を削除します。 |
目地抜き処理 | ハッチングを領域データから個別の線分要素に分解し、オブジェクトと重なっているハッチングを削除します。 |
重線削除 | 重複しているデータを削除します。 |
オブジェクト単位でグループ化 | 汎用データ化された個々の線分や円弧などを、オブジェクト単位でグループ化します。 |
部品クリップ設定 | クリップ処理の対象とする部品を設定します。 部品が多くて処理に時間がかかる場合に、ハッチング上にない部品をクリップ対象からはずすことにより、処理時間を短縮できます。 |
注意
- この操作では、オブジェクトのプロパティ情報を破棄し、図面データを2Dデータに変換します。
そのため、汎用データ化した後は、オブジェクトのプロパティ変更や、「プロパティ引出線」などの専用加筆修正コマンドの使用、図面からモデルデータへの連動などができなくなります。
メモ
- 「用紙全体」がアクティブな状態のときに、複数の用紙を一括処理できます。図面がアクティブな状態のときは、選択している図面のみが汎用データ化されます。
- 汎用データ化した図面は、図枠の左下に【汎用】と表示されます。