用途地域
用途地域の条件を設定します。
「用途地域」メニューで設定した斜線制限、日影規制、高度地区の条件で各計算が行われます。

用途地域を入力するM810310_ytc_sec01
- 「用途地域」メニューから
「用途地域」を選びます。
用途地域が未入力の場合は、「用途地域」ダイアログが表示されます。 - テンプレートから用途地域の種類を選んで、「OK」をクリックします。
用途地域がセットされます。
メモ
- 1つ以上の用途地域が入力済みの場合は、
「用途地域」をクリックしたときに、コマンドサポートウィンドウに用途地域のテンプレートが表示されます。
用途地域を変更する場合は、この一覧から選んで用途地域の枠内をクリックします。

複数の用途地域を入力するにはM810310_ytc_sec02
- 「CAD編集」タブの
「分割」をクリックします。
- 用途地域を選択して、分割点を順に入力し、最後にEnterキーを押します。
- 「共通条件」タブの「用途地域」メニューから
「用途地域」を選びます。
- コマンドサポートウィンドウから用途地域の種類を選んで、用途地域の枠内をクリックします。
用途地域がセットされます。

日影規制を対象外に設定するにはM810310_ytc_sec03
日影規制対象外の用途地域など、計算が不要な場合は、用途地域のプロパティ「日影測定面・規制時間」タブの「日影規制を有効にする」をOFFにします。
なお、用途地域テンプレートの「商業地域」は、あらかじめOFFの設定で登録されています。

隣地の地盤面が1m以上高い場合に日影測定面の緩和を設定するにはM810310_ytc_sec04
隣地の地盤面が1m以上高い場合は、その高低差から1m引いたものの1/2だけ敷地の地盤面が高いところにあるものとみなされます。
この緩和を設定するには、用途地域のプロパティ「日影測定面・規制時間」タブの「緩和高」をONにして、高さを入力します。隣地高さなどから自動設定されないので、直接、緩和高を入力してください。
メモ
- 隣地の地盤面が1m以上高い場合の隣地斜線・北側斜線の緩和については、
「隣地境界線」のプロパティ「高さ」タブの「隣地地盤高さ」で設定します。

斜線制限や絶対高さ制限の条件を設定するにはM810310_ytc_sec05
絶対高さについては、用途地域のプロパティ「基本」タブの「絶対高さ」で設定します。
また、斜線の勾配値などについては、用途地域のプロパティ「用途地域斜線制限」タブで設定します。
項目 | タブ | 内容 |
絶対高さ | 基本 | 用途地域の規制に従って、絶対高さを設定します。 |
北側斜線 | 用途地域斜線制限 | 計算する場合は「北側斜線考慮」をONにします。 用途地域の規制に従って、立上高さを設定します。 ![]() ※ 隣地の条件、地盤高さなどは、 ![]() |
隣地斜線 | 用途地域斜線制限 | 用途地域の規制に従って、斜線勾配と立上高さを設定します。![]() ※ 後退距離や隣地の条件、地盤高さなどは、 ![]() |
道路斜線 | 用途地域斜線制限 | 用途地域の規制に従って、斜線勾配と適用距離を設定します。 住居系地域における道路幅員12m以上の場合の緩和が適用される場合は「建築基準法56-3緩和適用」をONにします。 ![]() ※ 後退距離や道路の幅員、中心高さなどは、 ![]() |