天空率算出点
天空率を求めるために必要となる算出点(測定ポイント)を配置します。
算出点は、天空率を計算する想定半球の原点です。
天空率算出点を配置するM830150_tks_sec01
- 「天空率算出点」をクリックします。
- 入力モードが「自動」であることを確認します。
- 隣地境界線または道路境界線をクリックします。
- 算出点の配置条件を確認して、「OK」をクリックします。
- 同様にして、他の境界線に対しても算出点を配置します。
- 算出点を選択してプロパティを確認すると、高さが設定されていることを確認できます。
算出点の高さは、道路と敷地の高低に対して自動設定されます。
項目 | 内容 | |
道路境界線 | ● 敷地幅が前面道路の幅員Wの1/2を超える場合
前面道路の反対側境界線上に幅員の1/2以内の等間隔で算出点が配置されます。 ● 敷地幅が前面道路の幅員Wの1/2以下の場合 反対側境界線上の両端に算出点が配置されます。 |
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隣地境界線 | ● 隣地斜線の勾配が「1.25」の場合
敷地から16m離れたところに8m以下の等間隔で算出点が配置されます。 ● 隣地斜線の勾配が「2.5」の場合 敷地から12.4m離れたところに6.2m以下の等間隔で算出点が配置されます。 |
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北側境界線 | ● 北側斜線の立上が「5m」の場合
第1種・第2種低層住居専用地域の建築物のときは、敷地から4m離れたところに1m以下の等間隔で算出点が配置されます。 ● 北側斜線の立上が「10m」の場合 第1種・第2種中高層住居専用地域の建築物のときは、敷地から8m離れたところに2m以下の等間隔で算出点が配置されます。 |
メモ
- 「天空率算出線も作成」をONにすると、天空率算出点をつなぐ位置に算出線も配置されます。
算出点の両端部がわかりやすくなり、敷地境界線から算出点までの距離も計測しやすくなるため、算出点のチェックがしやすくなります。
- 算出点の作成条件は、「天空率設定」で設定します。
(詳しくは、「算出点の配置条件を変更するには」および「算出点から適合建物を見る条件を変更するには」を参照)
入隅部の道路をまとめて扱うにはM830150_tks_sec02
下図のように入隅の道路境界線がある場合、入隅部を形成する境界線の全範囲にまとめて算出点を配置できます。
「入隅部適合建物をすべて参照」をONにすると、入隅部の算出点がまとめて配置されます。
また、入隅可視範囲は自動的に「全範囲」となり、入隅建物を含む建物すべてが天空率計算対象となります。
天空率算出点を個別に2点間入力するにはM830150_tks_sec03
特殊な敷地・道路形状により、算出点が自動でうまく配置されない場合は、入力モードを変更して算出点を手入力します。
- 入力モードを「線分」に変更します。
- 算出点の配置ピッチを設定して、参照する隣地境界線または道路境界線をクリックします。
高低差がある場合は、「始点高さ」「終点高さ」も設定します。
- 算出点の配置条件を確認して「OK」をクリックし、算出点の配置位置を指定します。
天空率算出点を個別に円弧入力するにはM830150_tks_sec04
入隅部分の算出点を円弧上に追加する場合は、次のように操作します。
- 入力モードを「円弧」に変更します。
- 入隅を作る2つの境界線をクリックします。
- 対象外にする適合建物があればクリックし、最後にEnterキーを押します。
- 「算出点配置」ダイアログの「境界線入隅 配置処理」を、「円弧」または「円弧1/2」に設定して「OK」をクリックします。
- 測定の対象となる境界線をクリックします。