天空率設定
天空率の安全率や、適合建物・算出点の自動処理などに関する設定をします。
天空図の作図条件を変更するにはM830510_tkr_sec01
「天空図専用」タブの項目を変更します。
「天空率一覧」ダイアログの「天空図表示」で表示される天空図や、シートで天空図を配置するときの作図条件に連動します。
項目 | 内容 |
描画タイプ | 天空図の描画タイプを選択します。 |
真北を上に表示 | 方位マークの真北方向を上にして天空図を作成する場合、ONにします。 |
建物を包絡 | 天空図の適合建物部分・計算建物部分の稜線を描画せず、外形領域だけで描画します。 |
天空図 | 天空図の半径、仰角の目盛、方位角の目盛を設定します。 ※ 半径は、シートの作図条件で使用します。 |
天空率まるめ | 天空率の小数桁数とまるめ方法を設定します。 |
判定 | 天空率の判定安全幅を設定します。 「適合建物の天空率 + 判定安全幅 ≦ 計算建物の天空率」を満たす場合、天空率の判定がOKになります。 |
適合建物の作成条件を変更するにはM830510_tkr_sec02
「適合建物」で作成される適合建物の作成条件は、「斜線適合建物」タブで設定します。
項目 | 内容 | |
境界線出隅処理 | 道路斜線適合建物 | ● 垂直
道路境界線に対して垂直方向に適合建物を作成します。 ● 沿線 道路境界線に隣接する境界線に接して適合建物を作成します。 |
隣地斜線適合建物 | ● 垂直
隣地境界線に対して垂直方向に適合建物を作成します。 ● 沿線 隣地境界線に隣接する境界線に接して適合建物を作成します。 |
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境界線入隅処理 | 道路斜線適合建物 | ● 回り込み
入隅部分の適合建物を回り込みで作成します。 ● 延長取合い 入隅部分の適合建物を、両方の適合建物を延長して内角1/2の取り合いで作成します。 |
隣地斜線適合建物 | ● 回り込み
入隅部分の適合建物を回り込みで作成します。 ● 延長取合い 入隅部分の適合建物を、両方の適合建物を延長して内角1/2の取り合いで作成します。 |
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入隅として扱う角度 | 何度以上ある場合に入隅として扱うかを設定します。 入隅部が指定角度以上ある場合に、入隅として測定点や計画建物を作成します。 |
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回り込みの分割角度 | 入隅回り込み部分の適合建物を、設定した値以下で分割します。 | |
道路2a範囲に交差角度を考慮 | ● チェックがOFFのとき
常に道路に垂直方向で2a範囲を計算します。狭い方の道路斜線適合建物は、広い道路に平行にカットされます。 ● チェックがONで指定内角以上のとき 内角を形成する2つの道路の対面境界の交差点から2a範囲を計算します。狭い方の道路斜線適合建物は、狭い道路に垂直にカットされます。 ● チェックがONで指定内角以下のとき チェックがOFFのときと同じです。 |
算出点の配置条件を変更するにはM830510_tkr_sec03
「天空率算出点」で配置される算出点の配置条件は、「算出点」タブの「境界線出隅 配置範囲」「境界線入隅 配置処理」で設定します。
項目 | 内容 | |
境界線出隅 配置範囲 | 道路境界線 | ● 境界線
該当境界線の両端を基準に、指定ピッチで配置します。 ● 適合建物 該当適合建物の両端を基準に、指定ピッチで配置します。 ● 隣接境界線 該当境界線に隣接する境界線の両端を基準に、指定ピッチで配置します。 |
隣地境界線 | ● 境界線
該当境界線の両端を基準に、指定ピッチで配置します。 ● 隣接境界線 該当境界線に隣接する境界線の両端を基準に、指定ピッチで配置します。 |
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境界線入隅 配置処理 | 道路境界線 | ● 円弧
入隅点を中心点にして円弧配置します。 ● 円弧1/2 入隅点を中心点にして1/2円弧配置します。 ● なし 円弧配置しません(直線のみ)。 |
隣地境界線 | ● 円弧
入隅点を中心点にして円弧配置します。 ● 円弧1/2 入隅点を中心点にして1/2円弧配置します。 ● なし 円弧配置しません(直線のみ)。 |
算出点から適合建物を見る条件を変更するにはM830510_tkr_sec04
算出点から入隅部の適合建物をどう見るかは、「算出点」タブの「境界線入隅 可視範囲」で設定します。
項目 | 内容 | |
境界線入隅 可視範囲 | 道路斜線適合建物 | ● 全範囲
入隅部の建物すべてを天空率計算対象とします。 ● 内角1/2 入隅部の建物のうち、入隅をなす境界線の内角1/2の建物を天空率計算対象とします。 ● 窓 入隅部の建物のうち、各算出点から窓を通した範囲を天空率計算対象とします。 ● 内角1/2+窓 入隅部の建物のうち、各算出点から窓を通し、かつ、内角1/2を上限にした範囲を天空率計算対象とします。 ● 範囲外 入隅部の建物を天空率計算対象としません(境界線部のみ対象になります)。 |
隣地斜線適合建物 | ● 全範囲
入隅部の建物すべてを天空率計算対象とします。 ● 内角1/2 入隅部の建物のうち、入隅をなす境界線の内角1/2の建物を天空率計算対象とします。 ● 範囲外 入隅部の建物を天空率計算対象としません(境界線部のみ対象になります)。 |
逆天空アシストでカットする計算建物の条件を変更するにはM830510_tkr_sec05
「逆天空アシスト(境界線指定)」や「逆天空アシスト(全算出点)」でカットする計算建物の条件は、「逆天空アシスト」タブで設定します。
計算建物のプロパティの「計算建物タイプ」が「建物類」のものだけをカットの対象とする場合は、「擁壁類を逆天空アシスト調整の対象外とする」をONにします。
すべての計算建物をカットの対象とする場合は、OFFにします。