開口面積算定
採光、換気、排煙の有効開口面積を計算します。
有効開口面積を算定するM860310_kms_sec01
- 「開口面積算定」をクリックします。
- 入力モードが「一括」であることを確認します。
- 計算の対象とするものにチェックを付けて、「実行」をクリックします。
区画内にある外部建具の有効開口面積が計算され、表として配置されます。
項目 | 有効開口寸法 |
採光 | 区画内にある建具、カタログ建具、カーテンウォール、サスペンドガラス、トップライト、ガラス屋根について有効開口面積を計算します。 有効開口面積 = 建具区画の幅 × 高さ × 採光補正係数 ※「面種別」が「ガラス」の建具区画が計算対象になります。 ※ カーテンウォールについては、採光区画(スペース)に接する範囲の建具区画が計算対象になります。セットバックしたカーテンウォールは対象外です。 ※ トップライト、ガラス屋根については、直下階の区画が採光の計算対象になります。 |
換気 | 区画内にある建具、カタログ建具、カーテンウォールについて有効開口面積を計算します。 有効開口面積 = 建具区画の幅 × 高さ × 開口率 ※ 開口率は、「LVS設定」の「換気・排煙」タブで設定します。 |
排煙 | 区画内にある建具、カタログ建具、カーテンウォールについて有効開口面積を計算します。 有効開口面積 = 建具区画の幅 × 高さ(排煙有効高さを考慮)× 開口率 ※ 排煙有効高さ、開口率は、「LVS設定」の「換気・排煙」タブで設定します。 |
メモ
- 算定表はハンドルをドラッグすることで回転や移動ができます。
- 不要な算定表はDeleteキーで削除します。算定表のない建具は「判定」や「判定根拠確認」で集計されません。
- 算定表の位置はデータ保存時に記憶されますが、再度「開口面積算定」を実行すると、位置が初期化されます。
採光補正係数についてM860310_kms_sec02
採光補正係数は「 水平距離(D)/垂直距離(H)× α-β」で求めます。
この計算値をもとに、次のような調整がかけられて決定します。
α、β、許容水平距離には、「LVS設定」の「有効採光」タブで設定した用途地域ごとの値が連動します。
採光補正係数の調整 | 例 |
計算値が3.0以上の場合は、3.0にします。 | 10.47 → 3.00 |
道路境界線に面する場合、計算値が1.0未満の場合は、1.0にします。 | 0.36 → 1.00 |
道路境界線に面しない場合、水平距離が許容水平距離以上で、かつ計算値が1.0未満となる場合は、1.0にします。 | 0.36 → 1.00 |
道路境界線に面しない場合、水平距離が許容水平距離未満で、かつ計算値が負の数となる場合は、0.0にします。 | -0.37 → 0.00 |
トップライトは3.0固定にします。 | 505.15 → 3.00 |
メモ
- 算定表にて、採光の(補正係数)でみられる「→」は、この調整を示しています。
和室の外側に縁側がある場合M860310_kms_sec03
和室の外側に90cm以上の縁側がある場合は、個別に建具を指定して算定表を配置します。
- 区画に面している建具しか指定できないため、縁側にも「採光・換気区画」または「換気区画」を入力しておきます。
- 「開口面積算定」をクリックします。
- 入力モードを「個別」に変更します。
- 「低減値(補正係数×0.7)」をONにします。
- 建具をクリックして、採光・換気区画をクリックします。
- 算定表の配置位置を指定します。