開口条件確認
区画面積の内訳や開口面積の内訳を表示して、判定の根拠を確認します。
開口条件を変更して、随時判定を確認しながら編集できます。
採光の水平・垂直距離を変更するM860360_kjo_sec02
採光の有効開口寸法を確認し、安全率を見た寸法に編集する場合の操作を解説します。
- 対象が「採光」になっていることを確認します。
- 建具を選択して、「開口条件確認」をクリックします。
「法規LVS-開口条件確認」ウィンドウが開き、「D(水平距離)」「H(垂直距離)」「A(開口部の直上点)」がビュー表示されます。
- 「条件算定表」をクリックします。
- 「水平距離」「直上点高さ」を変更して、「OK」をクリックします。
ビュー表示の寸法位置が変更されます。 - 「閉じる」をクリックして、確認画面で「はい」をクリックします。
「法規LVS-判定根拠確認」ウィンドウに戻ります。
- 補正係数や有効開口面積が変更されたことを確認します。
メモ
- 「条件算定表」で表示される値は、以下を参照しています。
なお、編集可能な値を変更した場合は「再計算」をクリックすると関連値が変更されます。 - 次のコマンドを使用して、平面・断面ビューから計測位置を変更することもできます。
項目 | 値 | 編集 |
水平距離(D) | 開口部の真上点(A)から、境界線など距離計算の対象要素までの水平距離 | ○ |
垂直距離(H) | 開口部の真上点(A)から、建具中心線までの高さ ※「直上点高さ-(建具中心高さ+階FL高さ)」で計算します。 |
× |
真上点高さ(A) | 設計GLから、開口部の真上点(A)までの高さ | ○ |
建具中心高さ | 建具入力階FLから、建具中心線までの高さ | ○ |
階FL高さ | 設計GLから、建具入力階FLまでの高さ | × |
採光関係比率 | 「水平距離(D)/垂直距離(H)」の計算値 | × |
採光補正係数 | 「水平距離(D)/垂直距離(H)× α-β 」の計算値 (詳しくは、「採光補正係数について」を参照) ※「低減値」がONのときは「採光補正係数×0.7」で計算します。 |
○ |
コマンド | 内容 |
「水平距離編集」 | 平面ビューにて、水平距離の計測位置や視点方向を変更します。 |
「断面範囲変更」 | 平面ビューにて、断面の切断範囲や視点方向を変更します。 |
「垂直距離編集」 | 断面ビューにて、垂直距離の計測位置を変更します。 |
排煙有効高さを変更するM860360_kjo_sec03
排煙有効高さを変更する場合の操作を解説します。
- 対象が「排煙」になっていることを確認します。
- 建具を選択して、「開口条件確認」をクリックします。
「法規LVS-開口条件確認」ウィンドウが開き、選択した建具の断面が表示されます。
- 「条件算定表」をクリックします。
- 「排煙有効高さ」を変更して、「OK」をクリックします。
排煙有効高さを示す点線の位置が変更されます。
- 「閉じる」をクリックして、確認画面で「はい」をクリックします。
「法規LVS-判定根拠確認」ウィンドウに戻ります。
- 有効開口面積が変更されたことを確認します。
メモ
- 「条件算定表」で表示される値は、以下を参照しています。
なお、編集可能な値を変更した場合は「再計算」をクリックすると関連値が変更されます。
項目 | 値 | 編集 |
天井高さ(FLからの高さ) | 当該建具上のスペースの、FLからの天井高さ | × |
天井高さ(床面からの高さ) | 当該建具上のスペースの、床面(スペース床高)からの天井高さ | × |
床高さ | 当該建具上のスペースの、FLからの床高さ | × |
排煙有効高さ | スペース天井高からのマイナス値 | ○ |
建具上枠内法高さ | スペース天井高から、当該建具の建具区画上端高までのマイナス値 | × |
排煙有効内法高さ | 排煙有効高さの値から、建具上枠内法高さをマイナスした値 | × |