LVS設定
開口率や採光補正係数など、有効採光・換気・排煙の各計算に関する設定をします。
有効採光計算に関する係数を設定するにはM860710_set_sec01
有効採光計算に関する係数は、「有効採光」タブで設定します。
項目 | 内容 |
採光補正係数 | 用途地域ごとに、採光補正係数の算定に使用する α、β、許容水平距離の値を設定します。 採光補正係数(S)= 水平距離(D)/垂直距離(H)× α-β ※ 許容水平距離は、上記で算定した値の調整に使用します。 道路に面しない場合で、D≧許容水平距離 かつ S<1 のときはS=1、D<許容水平距離 かつ S<0のときはS=0 |
必要面積係数 | 採光に必要な開口部面積を算出するための法令値(必要面積係数)を設定します。居室の種類ごとに、法令値の分母を入力します。 必要開口面積 = 居室の床面積 × 必要面積係数 |
換気・排煙の開口率を設定するにはM860710_set_sec02
有効開口面積の算定に使用するかどうか、および開口率は、「換気・排煙」タブで設定します。
「引き戸類」「開き戸類」「倒し戸・その他」のタブを切り替えて、建具種別や扉の枚数ごとに、開口率の分子、分母を入力します。
メモ
- 引き戸類の引き残し寸法や、折戸、両折戸のたたみ厚さ寸法を考慮することができます。
「引き残し寸法を計算に利用する」「たたみ厚寸法を計算に利用する」をONにすると、建具区画の幅から入力値を引いて開口面積を算定します。
なお、引き違いの6枚、8枚、2本レールの4枚、および引き分け戸など両側に引き残しが残る建具の場合は、建具の幅から入力値×2が引かれます。 - 倒し戸、回転、ガラリなどの開き角度による開口率の計算は行いません。開口率の分子、分母で調整します。
換気・排煙計算に関する係数を設定するにはM860710_set_sec03
換気計算、排煙計算に関する係数は、「換気・排煙」タブで設定します。
換気計算 | 内容 |
必要面積係数 | 換気に必要な開口部面積を算出するための法令値を設定します。 必要開口面積 = 居室の床面積 × 必要面積係数 |
排煙計算 | 内容 |
必要面積係数 | 排煙に必要な開口部面積を算出するための法令値を設定します。 必要開口面積 = 居室の床面積 × 必要面積係数 |
排煙有効高さ | 天井高さが3m未満の場合の排煙有効範囲を、天井からの高さで設定します。 また、天井高さが3m以上の場合の排煙有効範囲を、床面からの高さで設定します。 なお、天井高さは、スペースの天井高を参照します。 |
面積や係数の丸めを設定するにはM860710_set_sec04
面積や採光補正係数などの算出に使用する小数桁数と丸め方法は、「全般」タブで設定します。
項目 | 内容 |
面積 | 床面積、必要面積、有効面積の小数桁数と丸めを設定します。 |
面積式 | 面積の計算式で使用する数値の小数桁数と丸めを設定します。 |
採光補正係数 | 採光補正係数の小数桁数と丸めを設定します。 |