設計する建物の各階の高さを設定します。
建物内に建具や壁などを配置するときに使用できるレベルは、梁天・SL・FLのみです。
その他にも取付の基準となるレベルを任意に設定して使用したい場合は、ユーザーレベルを追加します。
例えば、自分で設定したレベルを基準として建具を配置する場合は、次の手順で操作します。
GLOOBEでは、設計の基準として「設計GL」というレベルを持っています。
建物モデルのZ座標は設計GLを基準に管理されており、FLや階高などの設定は設計GLが基準になっています。
設計GLの初期値はCADのZ座標=0 ですが、その増減値で基準となるレベルを設定します。
建物モデルの高さ(Z座標値)に影響します。また、地面に関するオブジェクトの入力時に、高さ(Z座標値)の初期値としてこの値が表示されます。
公共座標基準や特定の物(例えば前面道路にあるマンホールなど)を基準(ベンチマーク)として建物設計を行いたい場合は、「表記変更」をクリックし、「表記レベル」にチェックを付けてレベルを設定します。
「CAD高±」で設定した設計の基準レベルが、その値に置き換わります。
Z座標の表示上の数値が置き換わるだけで、オブジェクトなどの高さ(Z座標値)は変わりません。
同じ間取りが複数階存在する場合に、指定した階のデータをそのまま参照することができます。
例えば、4階平面が3階と同じとき、4階で3階を参照階とすることで、4階のデータを入力する必要がなくなります。
複数棟の建物を設計する場合は、建物グループを追加して各階の高さを設定します。
複数棟の階高を設定することで、大規模な病院や学校などの総合設計が可能になります。
設計する建物内にスキップフロアがある場合は、レベルのグループを追加してスキップフロア部分の高さ情報を設定します。