基本設定:起動
ZEROの起動時に参照するフォルダの設定、物件データに関する設定を行います。
※「起動」の設定を変更した場合、変更を有効にするにはZEROを再起動してください。
基本フォルダを変更するにはA150510_kkd_sec01
共通マスタ、物件マスタ、新規物件データ、ヘルプの保存先のフォルダを設定します。初期状態は、インストール時に設定した内容となります。
基本的に変更する必要はありませんが、ここで設定されたパスにフォルダが見つからない場合、起動時にエラーが表示されます。この場合は、基本フォルダのパスを確認してください。
基本フォルダを変更するときは、「変更」をクリックして、「フォルダ変更」ダイアログでフォルダのパスを設定します。
項目 | 初期フォルダ(Fcapp\ATZERO\) | 保存内容 |
共通マスタ | \ATZEROMaster\com\設計施工 | 共通初期設定の内容、処理選択のカスタマイズのパターン、Planning連携のパターンのマスタ、ツールバーのカスタマイズ情報を保存するフォルダ |
\ATZEROMaster\com\設計 | ||
\ATZEROMaster\com\施工 | ||
物件マスタ | \ATZEROMaster\物件マスタ\住宅用 | 物件マスタ、物件初期設定と専用初期設定の内容(「ファイル保存」をONにした場合)を保存するフォルダ |
\ATZEROMaster\物件マスタ\ビル用 | ||
新規物件 | \Data | 物件データ(フォルダ名:000)や専用データ・クリップボード(PartsTmp)などを一時的に保存するフォルダ |
ヘルプ | \Help | ローカルヘルプが保存されているフォルダ (インターネット接続環境の場合、Web上のヘルプを表示します) |
ユーザー素材 | \ATZEROMaster\ユーザー素材 | パーススタジオにおいて、面素材編集のパラメータ値が保存されたファイル(*.LWA)を格納するフォルダ |
会社情報 | \ATZEROMaster\会社情報 | 自社情報を保存するファイルを格納するフォルダ |
共通マスタ、物件マスタ、新規物件フォルダが無効の場合
起動時に警告メッセージが表示されます。これは指定したフォルダが削除、または変更されたことにより、起動時に見つからなかったことを意味します。
このような場合は、警告メッセージで「OK」をクリック後、無効となっているフォルダを現在の環境に合わせて設定し直してから、再起動してください。
ヘルプフォルダが無効の場合
起動時にヘルプのフォルダが見つからなかった場合、警告メッセージは表示されずに、自動的にプログラムフォルダがヘルプフォルダとして設定されます。ローカルヘルプを参照している場合、ヘルプフォルダが正しく設定されていないと、ヘルプを呼び出したときに表示されません。フォルダを現在の環境に合わせて設定し直してから、再起動してください。
起動時に新規物件を自動的に開くにはA150510_kkd_sec02
新規物件を開く
起動時に、常に新規物件(1階 平面図)を自動的に開く場合は、「新規物件を開く」をONにします。
ONの場合 | 起動 → 新規物件(1階 平面図) |
OFFの場合 | 起動 → 物件選択 → 処理選択(平面図など) → 図面選択(階・図面選択) |
新規物件時に物件情報設定
「新規物件を開く」がONのとき、「物件情報」ダイアログを表示して物件名などを設定してから新規物件を開くときは、「新規物件時に物件情報設定」をONにします。OFFの場合は、データの保存時に物件名などを設定します。
メモ
- 起動時に新規物件を開いた場合は、データを保存するときに図面データの保存確認ダイアログが表示されるので、必ず「はい」で保存してください。このとき容量不足などでデータが保存できないときは、保存先のフォルダを変更します。
- 図面データを保存しないで、物件を変更してZEROを終了した場合、入力したデータは無効になります。(ただし、物件初期設定、専用初期設定を変更した場合、その内容は初期値として保存されます)
物件終了時に物件圧縮ファイル(*.fcbz)を更新するにはA150510_kkd_sec03
フォルダに保存されている物件圧縮ファイルやメールに添付されている物件圧縮ファイルは、直接ダブルクリックして開くことができます。
この場合に、物件データを編集した後、ZEROの終了時に自動で元の物件圧縮ファイルを更新する場合は、「物件終了時に物件圧縮ファイル(*.fcbz)を更新」をONにします。
ONの場合 |
物件選択ダイアログの未登録欄には、登録されません。 そのため、物件圧縮ファイルの編集中に「物件」メニューの「物件変更」などで物件を変更することはできません。また「物件」メニューの「物件履歴」なども表示されません。 |
OFFの場合 | 物件選択ダイアログの未登録欄に登録してから、物件を開きます。 |
メモ
- 物件圧縮ファイル(*.fcbz)とは、圧縮形式で保存したファイル、またはメールメッセージの添付ファイルとして送信したファイルのことです。
物件ごとにパスワード設定を可能にするにはA150510_kkd_sec04
物件ごとにパスワードを設定して、第三者が物件情報、図面を閲覧、改ざんできないようにする場合は、「物件情報でパスワード設定」をONにします。
ONの場合、物件選択ダイアログから開く「物件情報」ダイアログに「物件パスワード設定」のボタンが表示されます。こちらから物件用のパスワードを設定します。
メモ
- 物件のパスワードは、起動パスワードとは別のパスワードです。
ARCHITREND Driveに一時保存する物件数についてA150510_kkd_sec06
ARCHITREND Driveに一時保存する物件データの最大数を「ARCHITREND Drive物件キャッシュ最大数」で設定します。設定したキャッシュ数を超えた場合、作成日時の古い物件が削除されます。
起動時のタイトル表示についてA150510_kkd_sec05
ZEROの起動時にタイトル画面を表示するときは、「起動タイトルを表示」をONにします。OFFの場合は、タイトル画面は表示されません。
なお、起動タイトル画面を変更することはできません。