建具等級マスタ

建具等級マスタは、20種類のタイプをマスタとして登録でき、1つのマスタタイプに200行まで登録できます。

なお、建具等級マスタを保存するフォルダは、「物件初期設定：マスタ環境－共通マスタフォルダ」の「仕上/建具」タブにある「建具等級」で設定します。

1. 「処理選択」ダイアログの「マスタ専用」タブをクリックして「その他1」を選びます。
2. 「建具等級」をクリックします。
3. をクリックして、使用するマスタタイプを選びます。
4. ツリーから建具種別を選びます。
5. 右側の各項目のセルで、マスタデータを編集します。
   

   名称、品番、品名、ガラスの種類、防火認定番号	セルをダブルクリック、またはF2キーを押して、内容を入力します。文字列マスタから選択したい場合は、セル上で右クリックして「文字列マスタ」を選びます。
   温熱環境、空気環境、音環境性能、火災時の安全、高齢者等への配慮、気密性能、水密性、日射侵入率ランク、耐風圧性、侵入防止対策	セルをクリックして表示される「▼」、またはF2キーを押して、リストから選びます。
   日射侵入率、熱貫流率	セルをダブルクリック、またはF2キーを押して、数値を入力します。

   
6. 「上書き保存」をクリックして、建具等級マスタを保存します。

　

メモ

• マスタデータが存在する場合、ツリー項目の先頭に ■ マークが表示されます。
• セルの表示を拡大したい場合は、画面下の表示率で変更します。
  
• 「侵入防止対策」の設定内容は、セルでは次のように表記されます。

侵入防止対策	内容	セルでの表記
侵入防止性能を有する（CP表示品）	CP表示品（防犯性能の高い建物部品）で侵入防止上有効な措置が講じられている	CP表示品
侵入防止性能を有する（その他）	CP表示品と同等の侵入防止上有効な措置が講じられている	その他
雨戸、シャッターのみによる	雨戸、シャッターのみで侵入防止上有効な措置が講じられている（※）	雨戸・シャッター
未対応	侵入防止対策がとられていない	未対応
－	建具に防止対策の項目が設定されていない（未設定）	－
（※）平面図で雨戸・シャッター付きの建具を表現する場合 侵入防止対策が「未対応」または「－」の建具に、付属する雨戸・シャッター（侵入防止対策が「CP表示品」または「その他」）を個別に入力すると、防犯開口チェックでは対象の建具の侵入防止対策が「雨戸・シャッター」となります。

• 「マスタの編集」をクリックすると、選択している行のマスタデータをダイアログで編集できます。
  
• 行の挿入、削除は、次のコマンドを使います。

	行挿入	選択したセルの前の行に1行挿入します。 ドラッグで複数の行を選択して実行すると複数行を挿入できます。ただし、このとき最下行（200行目）から挿入した行数分は削除されます。
	行削除	選択した行を削除します。 ドラッグで複数の行を選択して実行すると複数行を削除できます。このときは削除の確認画面が表示されます。
	全削除	マスタデータをすべて削除します。現在表示しているタイプに関係なく、全タイプのマスタデータが削除されます。ただし、マスタタイプの名称は残ります。 ※ 誤って全削除してしまった場合は、データを更新せずに建具等級マスタを終了し、再度マスタを開きます。

登録済みのマスタを空いているマスタに複写して編集する場合は、次のように操作します。

1. をクリックして、空いているマスタタイプを選びます。
2. 「マスタ複写」をクリックします。
3. 複写元のマスタを選んで、「OK」をクリックします。
4. 確認画面で「はい」を選びます。
   複写元の内容が現在のマスタに上書き複写されます。
   
5. 「マスタ名称設定」をクリックします。
6. 編集する欄をダブルクリックしてマスタの名称を入力し、「OK」をクリックします。
   

現在表示しているタイプに関係なく、全タイプのマスタデータが検索の対象となります。

1. 「マスタ検索」をクリックします。
2. 確認画面で「はい」をクリックします。
   
3. 検索が終了すると、建具形状マスタで使用されているマスタデータはセルのバックが灰色表示になります。
   また、使用できるコマンドが制限されます。
   
4. をクリックして、他のマスタタイプも確認します。
5. 確認が終了したら、「マスタ検索」を再度クリックして選択状態を解除します。

セルウィンドウに表示するマスタデータの項目（名称、品名、温熱環境、空気環境など）を設定します。

ツリーで建具種別を切り替えたり、 でマスタタイプを変更した場合も有効です。

1. 「表示項目設定」をクリックします。
2. 「表示項目設定」ダイアログで、表示する項目をON、非表示にする項目をOFFにします。
   
3. 「OK」をクリックします。
   マスタデータの表示項目が変更され、セルの幅は項目内の最長の文字列が収まるように自動調整されます。

　

メモ

• 温熱環境の表示項目を地域ごとに設定したい場合は、Shiftキーを押しながら「表示項目設定」をクリックすると、表示項目を詳細に設定できます。