【通風】通風を考慮した居室

通風の利用は冷房エネルギーの削減に効果があります。

各部屋に2方向の通風を計画しましょう。

2つ以上の窓同士は対面が良いですが、離れていれば対角方向でも有効です。

【判定方法】

全ての居室が対象、但し台所はこの項目の対象ではありません。

居室に外部建具(Fix、異形Fixは除く)が「対面に配置されているか」「有効な離れで対角に配置されているか」「部屋をまたいで配置されているか」を判断します。

1.対面に配置

居室に有効な外部建具が対面(90度超)に配置されている場合に「対面に配置されている」と判定します。

2.有効な離れで対角に配置

居室に有効な外部建具が対角(90度以下)に配置されていて、外部建具の遠い方の端点同士を結んだ部屋領域が、その部屋の面積の1/4以上の場合に「有効な離れで対角に配置されている」と判定します。

 

例:8畳間(13.25㎡)の部屋に対角に配置されている場合(13.25㎡/4=3.31㎡)

4.70㎡ OK 3.58㎡ OK 2.97㎡ NG

3.部屋をまたいで配置

上記1.2.が無効な場合に判定します。

居室に外部建具が配置されていて、内部建具または開口、垂れ壁、腰壁、中壁で接している部屋に外部建具が配置されている場合に「部屋をまたいで配置されている」と判定します。

【採点】

点数 表記 判定
2点 2方向開口あり 対面に配置、有効な離れで対角に配置
1点 部屋またぎで開口あり 部屋をまたいで配置
0点 通気性無し 上記の項目が無効で通風が期待できない
0点 未検討