初期設定:追加使用部材
構造計算には影響しない間柱のような部材など構造部材以外の部材を追加します。また、屋根葺き材等の検討、柱の短期のめり込みの検定で使用する土台プレートを設定します。
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使用共通部材にない部材を追加するにはA630250_sti_sec01
構造計算には影響しない間柱のような部材でも構造計算書として記載が必要な場合、構造部材以外の部材を設定します。構造計算書の「使用材料一覧」に記載されます。
部材名 | 項目マスタの「追加使用部材名」に登録したリストから選ぶか、直接入力します。 |
材料指定 | 基準強度マスタに登録したリストから材料を選択する場合は、先頭のチェックをONにしてセルをクリックします。 ※チェックをONにすると、「樹種名」のセルは無効になります。 |
樹種名 | 基準強度マスタの「構造用製材」の「ユーザ」に登録した樹種名称から選ぶか、直接入力します。 ※「材料指定」の先頭のチェックがOFFの場合に設定できます。OFFにすると、「材料指定」のセルは無効になります。 |
寸法 | 項目マスタの「追加使用部材寸法」に登録したリストから選ぶか、直接入力します。 |
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屋根葺き材等の検討について設定するにはA630250_sti_sec02
屋根葺き材等
建築基準法施行令82条の「屋根葺き材等の構造計算」の規定に基づいた検討を行う場合は、「屋根葺き材等の検討を行う」をONにして、屋根葺き材等名称(半角80文字、全角40文字まで)、短期許容引き上げ荷重、ピーク風力係数を設定します。
「屋根葺き材等の検討」において、屋根葺き材に加わる風圧力(W)を次式で求め、短期許容引き上げ荷重(Wa)がそれを上回るかどうかを検定します。
W=平均速度圧(q)× ピーク風力係数(Cf) W/Wa < 1.0 … OK
垂木-軒桁(母屋)接合部の使用金物および短期許容引張耐力
風圧力による屋根の接合部の検討を行う場合は、「垂木接合金物の検討を行う」をONにして、垂木-軒桁接合部、垂木-母屋接合部に使用する金物と短期許容引張耐力を設定します。
「垂木の設計」の軒先の検討において、接合部の引き抜きに対する検定が行われます。
メモ
「梁基礎算定モード」時、垂木接合部の引き抜き検定は行われません。
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土台プレートのサイズ・鋼材を追加するにはA630250_sti_sec03
「土台プレート登録」ボタンから、短期荷重時に対する柱の土台のめり込み検討において、めり込み防止の補強で使用する土台プレート(幅、厚さ、出、鋼材)を登録します。
メモ
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土台プレートリストで登録されたプレートは、「管柱」「通し柱」ダイアログの「めり込み補強」に「名称+幅1+幅2+厚さ+(鋼材)」で表示されます。
「土台プレートAA120×205×12(SM490)」 -
「管柱」「通し柱」ダイアログの「めり込み補強」には、以下の土台プレートが初期値として登録されています。
※ この初期値の土台プレートは、初期設定の土台プレートリストには登録されていません。 -
「柱の設計」の「土台プレートの曲げの検討」において、出(L)が設定されていない場合、次のように「L=幅2-幅1」で計算されます。
※初期登録されている土台プレートは、出(L)が設定されていないため同様です。