部材を指定して詳細計算書を確認/部材を指定して軸力表を参照/軸力確認一括/軸力確認個別/軸組図確認/柱頭柱脚金物一覧編集/部材リストからの選択
柱・梁の詳細計算書、軸力、軸組図を確認します。他にも柱頭柱脚の金物を揃えたり、部材をせいや樹種などから選択します。
注意
- 「軸組図確認」を実行すると「軸力確認一括」「軸力確認個別」のデータがクリアされます。軸組図を確認後、軸力を確認するには計算を再実行する必要があります。
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柱や梁の詳細計算書を表示するA630690_kak_sec01
「構造計算」ダイアログの「確認用に柱・梁詳細計算書を作成する」をONにして計算したときに有効です。
「確認」メニューから「部材を指定して詳細計算書を確認」を選びます。
- 柱または梁をクリックします。
詳細計算書がプレビュー表示されます。
メモ
- 柱、梁以外の部材は指定できません。
「構造計算」で「確認用に柱・梁詳細計算書を作成する」をOFFにして計算した場合は、部材を指定したときに次の確認画面が表示されます。
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指定した柱の軸力表を表示するA630690_kak_sec02
「確認」メニューから「部材を指定して軸力表を参照」を選びます。
- 柱をクリックします。
柱の軸力表がプレビュー表示され、指定した柱の軸力データが赤枠で囲まれます。
メモ
- 柱以外の部材は指定できません。
- 柱の属性ダイアログの「軸力表」をクリックしても表示できます。
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柱や梁の軸力の詳細を確認するA630690_kak_sec03
柱の軸力、または梁が伝える軸力を確認するには、「確認」メニューから「軸力確認一括」または「軸力確認個別」を選びます。「軸力確認」ダイアログが開いて、計算の根拠を確認できます。
「確認」メニューの「軸力確認個別」を選んだ場合は、指定した柱や梁が選択された状態で「軸力確認」ダイアログが開きます。
2D表示/3D表示 | 図面表示またはパース表示に切り替えます。マウスの両ボタンドラッグで拡大・縮小できます。![]() |
軸力結果/ 梁が伝える軸力 |
柱の軸力結果または梁が伝える軸力結果の画面に切り替えます。 |
階 | 「2D表示」の図面を切り替えます。 |
計算書プレビュー | 指定した柱の軸力表を表示します。![]() |
詳細 | 指定した部材の軸力における各荷重を一覧表示します。 柱の場合は、詳細ダイアログのセルの色と「2D表示」のCAD画面の色が対比しています。 |
選択時にズーム | 「2D表示」のときに表示されます。ONにしておくと、指定した部材が中心になるように拡大表示されます。 |
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軸組図を確認するA630690_kak_sec04
軸組図を確認するには、「確認」メニューの「軸組図確認」を選びます。確認したい軸組図の通りの耐力壁を指定します。
メモ
- 「軸組図確認」で描かれる軸組図は、入力されている現状の耐力壁です。
構造計算実行後に耐力壁等を変更した場合は、この軸組図と計算書の略軸組図が異なります。
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柱頭柱脚A630690_kak_sec05の金物を編集する
下階柱頭と上階柱脚の引抜金物を合わせます。
※「初期設定:計算条件(方針)」の「柱頭柱脚接合部の検討」の「検定計算」がONのときに使用できます。
「確認」メニューから「柱頭柱脚金物一覧編集」を選びます。
- 一覧にて金物を変更するセルをダブルクリックします。
- 「金物選択」ダイアログから合わせる金物を選び、「OK」をクリックします。
※「金物選択」ダイアログに表示される金物は、金物マスタにて登録します。 - 同様に、残りの金物も確認して変更します。
- 変更が完了したら、「属性に反映」をクリックします。
- 確認画面で「はい」をクリックして柱属性に反映します。
凡例
桃色 | 危険 | 引張許容耐力が低い金物に変更されたことを示します(危険)。 |
黄色 | 同等 | 品名だけが異なり、引張許容耐力が同じ金物に変更されたことを示します。 |
水色 | 安全 | 引張許容耐力が高い金物に変更されたことを示します。 |
灰色 | 柱なし | - |
その他の機能
2D表示/3D表示 | 図面表示またはパース表示に切り替えます。マウスの両ボタンドラッグで拡大・縮小できます。 |
階 | 「2D表示」の図面を切り替えます。 |
最初に戻す | 指定したセルの金物を最初に金物に戻します。複数セルを選択した状態で実行すると、対象セルが最初の状態に戻ります。 |
複写・貼り付け | 選択した金物を他セルに複写したいときは、Ctrlキー+Cキー(複写)、Ctrlキー+Vキー(貼り付け)を利用できます。 |
削除 | 柱の金物を削除したいときは、セルを選んでDeleteキーを押します。 |
選択時にズーム | 「2D表示」のときに表示されます。ONにしておくと、指定した部材が中心になるように拡大表示されます。 |
属性に反映 | 一覧の状態を柱の属性に反映します。 |
メモ
- 「初期設定:計算条件(方針)」の「柱頭柱脚接合部の検討」の「選定計算」がONの場合は、次の確認画面が表示されます。このコマンドを利用する場合は、「検定計算」をONに変更してください。
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部材リストから選択するA630690_kak_sec06
無等級材ひのきだけを選択、梁せい210だけを選択したい、梁の中でも床小梁だけを選択したいなど、条件を指定した部材を選択したいときに利用します。
「確認」メニューから「部材リストからの選択」を選びます。
- ダイアログのリストから部材を選びます。
- 「識別条件」で抽出する条件を指定します。
例えば、梁の部位、樹種、幅、せいごとに抽出する場合は、すべてONの状態にします。
※識別条件は、部材によって異なります。 - ダイアログを閉じる場合は、「閉じる」をクリックします。
※ダイアログを表示した状態で、部材のせい、樹種などを変更すると、ダイアログの内容が更新されます。
メモ
- 階ごとに指定できる部材が異なります。
基礎関連の部材は、1階で指定できます(混構造の場合は2階で指定可能)。
梁の選択例
- 梁せい180だけを抽出して、せいを一括変更したい場合
- 指定した樹種だけを抽出して、樹種を一括変更したい場合
設定を間違った樹種の材がないか確認・変更するといった使い方も可能です。 - 梁の中でも床小梁だけを抽出して、せいを一括変更したい場合
耐力壁の選択例
- 面材が設定されている外部耐力壁のみを抽出して、面材の仕様を変更したい場合
基礎梁の選択例(1階でコマンドを実行)
- 基礎符号を指定して、鉄筋など一括変更したい場合