物件初期設定:マスタ環境-共通マスタフォルダ
仕上、部屋、図枠など共通的なマスタフォルダ、クイック建具のマスタタイプ、部屋名称の初期値を設定します。
物件マスタで使用する専用マスタを変更するにはA152010_bmc_sec01
各物件マスタには、その物件マスタにあった専用初期設定マスタ(専用マスタ)が割り当てられています。
物件マスタで割り当てられている専用マスタを変更するには、「専用初期設定マスタ」をクリックしてマスタを選びます。
メモ
- 今後、専用マスタを割り当てなおした物件マスタを使用したい場合は、「物件マスタ書込」で書き込んでください。
- 新規物件作成時に、その物件マスタを選ぶと、各プログラムの専用初期設定もその専用マスタの内容となります。
- 「専用初期設定マスタ」で専用マスタを指定しても、各プログラムの専用初期設定は変更されません。
プログラムごとに専用初期設定を読み込むには、各プログラムの「専用初期設定」の「専用マスタ読込」をクリックします。
マスタの保存先フォルダを変更するにはA152010_bmc_sec02
「仕上/建具」「部品/設備他」タブで、設定ページを切り替えてフォルダを確認・変更します。部品や設備図で使用する記号マスタを設定するときは、「部品/設備他」タブをクリックします。
【マスタフォルダ】
各種マスタを使用するフォルダを設定します。初期状態ではインストール時に設定した内容が設定されています。マスタフォルダは、「変更」をクリックして変更します。
マスタが物件フォルダ内に取り込まれている場合
物件圧縮ファイル(.fcbz)よりインポートした物件の場合で、マスタが物件フォルダ内に取り込まれている場合は、「変更」をクリックして表示されるダイアログが異なります。
(詳しくは「インポート時にマスタを取り込んでいる場合」を参照)
項目 | 初期マスタフォルダ (\ATZERO\ATZEROMaster) |
関連プログラム・コマンド |
仕上/建具 | ||
仕上 | 「仕上\住宅用」 「仕上\ビル用」 |
内壁仕上マスタ、床仕上マスタ、内部天井仕上マスタ、外部仕上マスタ、屋根仕上マスタ、外部天井仕上マスタ性能表示品マスタ(火災時性能マスタ、空気環境性能マスタ、劣化軽減性能マスタ) |
部屋 | 「部屋\住宅用」 「部屋\ビル用」 |
部屋マスタ |
外部標準 | 「外部標準\住宅用」 「外部標準\ビル用」 |
外部標準マスタ |
建具形状 | 「建具形状」 | 建具形状マスタ |
建具等級 | 「建具等級」 | 建具等級マスタ |
建具集計 | 「建具集計」 | 建具集計マスタ |
クイック建具 | 「クイック建具」 | クイック建具グループマスタ、クイック建具マスタ |
外装シミュレーション | 「外装」 | 外装シミュレーション |
内装シミュレーション | 「内装」 | 内装シミュレーション |
部品/設備他 | ||
3D部品 | 「3D部品」 | 3D部品マスタ |
2D部品 | 「2D部品」 | 「2D」メニューのコマンド |
ハッチング | 「ハッチング」 | 「ハッチング」メニューのコマンド |
登録文字 | 「登録文字」 |
「文字」メニューの「文字列入力」などで使用する文字列マスタ 部屋マスタの「設備標準名称」ダイアログで使用 |
図枠 | 「図枠\設計施工」 「図枠\設計」 「図枠\施工」 |
図面印刷の「図枠配置」 汎用図面の「図枠配置」 「設定」メニューの「用紙枠設定」 |
樹木 | 「樹木」 | 樹木平面表現マスタ、樹木立面表現マスタ、樹木マスタ |
外構パターン | 「エクステリアパーツ」 | 配置図の「外構」メニューのコマンド |
電気記号 | 「電気記号」 | 各電気設備図の「記号」メニューのコマンド |
衛生記号 | 「衛生記号」 | 各衛生設備図の「記号」メニューのコマンド |
性能チェック | 「性能チェック」 | 性能表示チェック |
家相チェック | 「家相」 | 平面図の家相チェック |
リノベーション | 「リノベーション」 | リクエストボード ※ARCHITREND Z で使用されていた機能です。 |
快適住まい | 「快適住まい」 | 快適住まいシート |
省エネ | 「省エネ」 | 平面図のパッシブデザインチェック 外皮性能計算 ARCHITREND エコナビ |
階段デザイン | 「階段」 | 平面図の階段デザイン |
汎用シンボル | 「汎用シンボル」 |
汎用シンボルの「自由鉛直面」「自由押出形状」 オリジナルの方位マーク 造作棚パターンのユーザー登録 |
設備機器 | 「設備機器」 | 平面図の「壁付換気設備」 |
確認申請 | 「確認申請」 | 図面印刷の「申請連携」 |
耐震診断 | 「耐震診断」 | 耐震診断 |
仕様表 | 「仕様表」 | 仕様表 |
メモ
- マスタのフォルダが無効の場合、ZEROの起動時に警告画面が開きます。これは指定したフォルダが削除、または変更されたことにより、起動時に見つからなかったことを意味します。
このような場合は、ZEROを起動後、無効となっているフォルダを現在の環境に合わせて設定し直してから再起動してください。
インポート時にマスタを取り込んでいる場合A152010_bmc_sec03
物件圧縮ファイル(.fcbz)よりインポートした物件で、物件フォルダ内にマスタを取り込んでいる場合、【マスタフォルダ】に「<物件>」と表示されます。
この場合、物件フォルダ(001,002)内の「物件保存マスタ」フォルダにマスタが取り込まれています。
マスタを切り替えるには
このとき、「変更」をクリックすると、次のダイアログが表示され、このまま物件フォルダ内に取り込んだマスタ(物件フォルダ\物件保存マスタ)を使用するか、共通で使用するシステムマスタフォルダ(例:\ATZERO\ATZEROMaster内のマスタフォルダ)に戻すかを設定します。
システムマスタフォルダに設定されているマスタを利用 | 共通で使用するシステムマスタフォルダ(例:\ATZERO\ATZEROMaster内のマスタフォルダ)に戻すとき、ONにしてフォルダを変更します。 |
ONにすると、物件フォルダ(001,002)内の「物件保存マスタ」フォルダに保存されているマスタが削除されます。物件保存のマスタに戻すことはできません。 | |
物件保存されているマスタを利用 | 物件フォルダ(001,002)内の「物件保存マスタ」フォルダに保存されているマスタを使用します。 |
物件保存されているマスタの管理 | 物件フォルダ(001,002)内の「物件保存マスタ」フォルダに保存されているマスタを、共通で使用できるようにシステムマスタフォルダ(例:\ATZERO\ATZEROMaster内のマスタフォルダ)にコピーします。 |
物件保存マスタをシステムマスタフォルダにコピーするには
上記ダイアログの「物件保存されているマスタの管理」をクリックします。
「物件保存されているマスタの管理」ダイアログの一覧で、コピー先のフォルダを選び、「指定されたシステムマスタフォルダにコピーします」をクリックします。
「未登録」を選択した場合は、「フォルダ変更」ダイアログが開くので、コピー先のフォルダを設定します。
メモ
- すでにマスタのデータがあるフォルダを選択すると上書きされます。マスタデータが消えますので、確認してからコピーしてください。
- 物件保存のマスタを、共通のシステムマスタフォルダにコピーしたら、「物件保存されているマスタを削除します」で物件保存のマスタを削除してください。
まとめてマスタをセットするA152010_bmc_sec04
取引先別、グレード別に複数のマスタがある場合、取引先別、グレード別にマスタを管理して設定することができます。
「マスタセット」をクリックして開く「マスタセット」ダイアログで、セットで使用するマスタを選択して登録します。他の物件で、同じマスタセットを使用する場合は、このダイアログを開いて、使用するマスタセットを選択します。
使用するマスタを選択して、マスタセットを登録する
- セットするマスタを選択します。
- 作成するマスタセットの名称を入力します。
- 「マスタセットを作成」をクリックします。
- 確認画面で「はい」を選択します。
使用するマスタセットを選択する
- 使用するマスタセットを「既存マスタセット」の一覧から選びます。
- 「上記選択マスタセットを使用」をクリックします。
- 確認画面で「はい」を選択します。
「マスタセット」ダイアログの機能
マスタセットを作成 | 左のマスタの一覧からセットで使用するマスタを選択して作成します。 |
既存マスタセット取得 | 「既存マスタセット」の一覧で選択されているマスタセットの構成と名称を取り込みます。 |
削除 | 「既存マスタセット」の一覧で選択されているマスタセットを削除します。 |
セット構成 | 「既存マスタセット」の一覧で選択されているマスタセットの構成要素を表示します。 |
エクスポート インポート |
他のマシンで同じマスタセットを使いたいときに、「エクスポート」で出力したファイルを、別のマシンで「インポート」して取り込みます。 |
上記選択マスタセットを使用 | 「既存マスタセット」の一覧で選択しているマスタセットを、開いている物件で使用します。 |
マスタセット使用を解除 | 開いている物件で使用していたマスタセットを解除して、元のマスタの選択に戻ります。 |
メモ
- マスタセットが作成されている場合、新規に物件データを作成するときに使用するマスタセットを選択することができます。
- 作成したマスタセットは、物件マスタの「Set」フォルダに保存されます。
AT建具のマスタ選択で開くページを変更するにはA152010_bmc_sec05
この設定は、「仕上/建具」タブにあります。
AT建具(建具形状マスタの建具)の入力するときに、「建具形状マスタ選択」ダイアログで最初に開く「グループ」の初期値を設定します。
AT建具は、建材マスタモードが「ZERO専用マスタモード」のときに入力できます。
クイック建具マスタタイプの初期値を変更するにはA152010_bmc_sec06
この設定は、「仕上/建具」タブにあります。
平面図の「建具」をクリックしてクイック建具を使用するときのマスタを設定します。
使用する建材マスタモードのクイック建具マスタを選びます。
メモ
- マスタが見つからなかった場合、マスタタイプが赤字で表示されます。選択されている建材マスタモードのクイック建具マスタを確認してください。
- ZERO専用のクイック建具マスタは、ZEROの共通マスタ「その他2」にある「クイック建具グループ」「クイック建具」で設定します。
部屋名称を英語表記に変更するにはA152010_bmc_sec07
この設定は、「仕上/建具」タブにあります。
平面図の「部屋」などで入力する部屋名称を英語表記にしたいときは、「英語」をONにします。日本語表記のときは「日本語」をONにします。
メモ
- 部屋面積の数値の単位も表記が変わります。※「㎡」の英語の表記はありません。
坪 ⇔ T
帖 ⇔ J - 入力されている部屋名が英語の場合は、「建具表」「数量拾い」「積算」で集計・積算される部屋データも英語で表記されます。
- 入力済の部屋名を英語表記に変更するには、「属性」メニューの「部屋名切替(日本語⇔英語)」を使用します。