物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項

敷地や建築物に関する項目を設定します。

建築物事項ダイアログの各項目について

設定 内容 影響
都市計画区域の内外の別等 「都市計画区域内」「準都市計画区域内」「都市計画区域及び準時計画区域外」から選択します。
「都市計画区域内」を選択した場合のみ、「市街化区域」「市街化調整区域」「区域区分非設定」を設定できます。
配置図:「表」メニューの「計画概要表」で表示される「計画概要表」ダイアログの「都市計画区域」に連動します。
防火地域 「防火地域」「準防火地域」「指定なし」から選択します。 配置図:「表」メニューの「計画概要表」で表示される「計画概要表」ダイアログの「防火地域」に連動します。
建て方 「一戸建ての住宅」「共同住宅等」から選択します。 平面図・屋根伏図の「性能」メニューの「性能チェック」の「防犯開口」で自動判定される侵入可能開口区分が異なります。
用途地域 敷地の用途地域を設定します。
用途地域は、13の地域に区分されています。地域ごとに建てられる建築物が定められており、容積率、建蔽率、絶対高さ、斜線、日影、有効採光部分の算出などの規定がかわってきます。
住居系地域   第1種・第2種低層住居専用地域
第1種・第2種中高層住居専用地域
第1種・第2種住居地域
準住居地域
田園住居地域
商業系地域 近隣商業地域
商業地域
工業系地域  準工業地域
工業地域
工業専用地域
用途地域指定なし指定なし
配置図、ボリューム計画図、日影・天空図:「専用初期設定:斜線タイプ-斜線」の「用途地域」の初期値となります。
用途地域によって斜線制限の規定値が異なります。
法規LVS:「専用初期設定:自動」の「用途地域」に表示され、用途地域と建物用途によって、採光の計算で使用する係数が異なります。
建築可能建蔽率 用途地域で制限されている建蔽率を選択します(直接数値を入力可)。
初期値には、用途地域で制限されている建蔽率のうち最小値がセットされます。
配置図:「表」メニューの「計画概要表」の「計画概要表」ダイアログの「指定建蔽率/指定容積率」と「トータル面積表」の「トータル面積表」ダイアログの「建築可能建蔽率・容積率表記」に連動します。
建築可能容積率 用途地域で制限されている容積率を選択します(直接数値を入力可)。
初期値には、用途地域で制限されている容積率のうち最小値がセットされます。
以降の項目は、必要壁量2025を算出するための条件になります。 木造壁量計算2025:「専用初期設定:必要壁量-基準法」「専用初期設定:必要壁量-性能表示」に連動します。

積雪の地域 特定行政庁が「多雪区域」に指定している地域の場合、「多雪区域」を選択します。
積雪量 垂直積雪量を設定します。
「多雪区域」の場合は、特定行政庁が定める基準の垂直積雪量を入力します。
積雪単位荷重 積雪単位荷重を確認します。「一般地域」の場合は「20.0」、「多雪地域」の場合は「30.0」が設定されます。
地震地域係数 建築基準法施行令88条(昭和55年建設省告示第1793号)に定められている地域の地震地域係数を 0.7~1.2の中から選びます。
地域基準風速 平成12年建設省告示第1454号第2に定められている地域の基準風速を 30~46の中から選びます。
標準せん断力係数 標準せん断力係数を設定します。