物件初期設定:建具-枠見付
建具の寸法区分(内法基準・外法基準)、建具枠と鴨居、敷居の見付幅を設定します。
建具の寸法区分(内法・外法基準)を変更するにはA152250_btw_sec01
建具の区分ごとに、内法基準で入力するか、外法基準で入力するかを設定します。平面詳細図、矩計図・断面図などで作成される建具の建具寸法は、入力時の寸法区分で作成されます。
内 | 「内」で入力された建具の建具寸法は、建具枠の内法で寸法が作図されます。 |
外 | 「外」で入力された建具の建具寸法は、建具枠の外法で寸法が作図されます。 |
入力時に枠の押さえ位置
AM建具の寸法体系によって、次のように入力時の枠の押さえ位置が異なります。
入力時の枠の押さえ位置に対して、物件初期設定の寸法区分の「内」「外」が有効になるのは、AM建具の寸法体系が「未区分」のときになります。
※ 次表は、2枚引き違い窓・戸(内障子なし)の枠の押さえ位置です。
AM建具の寸法体系 | 寸法区分 | 壁種別 | 外付け | 半外付け | 内付け |
新寸法(内法基準) | 外 | 大壁 | 枠外(※1) | 枠外 | 枠外 |
真壁 | 枠内 | 枠外 | 枠外 | ||
内 | 大壁 | 枠外(※1) | 枠外 | 枠外 | |
真壁 | 枠内 | 枠外 | 枠外 | ||
従来寸法(外法基準) | 外 | 大壁 | 枠外(※1) | 枠外 | 枠外 |
真壁 | 枠内 | 枠外 | 枠外 | ||
内 | 大壁 | 枠外(※1) | 枠外 | 枠外 | |
真壁 | 枠内 | 枠外 | 枠外 | ||
未区分 | 外 | 大壁 | 枠外 | 枠外 | 枠外 |
真壁 | 枠内 | 枠内 | 枠内 | ||
内 | 大壁 | 枠内 | 枠内 | 枠内 | |
真壁 | 枠内(※2) | 枠内(※2) | 枠内(※2) |
上表(※1)印:「物件初期設定:建具-額縁等」の「内部建具 枠チリ」を考慮します。
上表(※2)印:「物件初期設定:建具-枠見付」の「枠見付」を考慮します。
大壁に新寸法(内法基準)の2枚引き違い窓・戸(内障子なし)を入力した場合
真壁に新寸法(内法基準)の2枚引き違い窓・戸(内障子なし)を入力した場合
大壁に未区分の2枚引き違い窓・戸(内障子なし)を入力した場合
メモ
- AT建具が、建具形状マスタにて「内法固定」で登録されている場合は、枠の内側が入力基準となります。
- 内法 1820㎜ と外法 1820㎜ では寸法値は同じですが、実質の長さは異なります。また、枠の見付が40㎜のとき、内法 1820㎜ と外法 1900㎜ では寸法値は異なりますが、実質の長さは同じです。建具表でデータを集計するときの建具幅、建具高、欄間高は、入力時のこの寸法値によって判別されます。
枠・鴨居・敷居見付を変更するにはA152250_btw_sec02
建具の区分ごとに、枠の見付幅、鴨居、敷居見付を設定します。
枠見付 | |
鴨居見付/敷居見付 |
メモ
- AM建具の寸法体系によって、枠見付が異なります。
なお、AM建具の枠ありのXVL建具(画像建具/立体建具)の場合、枠見付は変更できません。Archi Master 側の設定値を使用します。新寸法(内法基準) AM建具の「寸法体系」が「新寸法(内法基準)」の場合は、枠見付は Archi Master の建具のマスタ値で設定されます。 新寸法(内法基準)以外 「新寸法(内法基準)」以外の場合は、この物件初期設定の「枠見付」の値で建具枠が設定されます。 - 木製の窓、戸に枠が付くのは、平面図で大壁に入力した場合と、真壁に半外付け、外付けの外部建具を入力した場合です。また、その枠を木製にするか金属製にするかは、「物件初期設定:建具-額縁等」の【木製窓・戸 枠】で設定します。
- 平面図で、真壁に入力した金属製の建具(内額縁なし)、内障子付き建具(内額縁なし)のときに、設定した見付で鴨居と敷居が表現されます。
内額縁を付ける場合は、額縁の材質が「枠タイプ」「付柱タイプ」のときに、設定した見付で鴨居と敷居が表現されます。