物件初期設定:建具-描画・表現
サッシの障子枠などの見込・見付、ペアガラスの間隔、開き戸やすべり出しなどの表現を設定します。
サッシの障子枠や戸袋などの見付・見込を変更するにはA152280_btb_sec01
【見込・見付】では、平面詳細図や矩計図の建具で表現する建具枠や戸袋などの見付・見込を設定します。
玄関引違い見込 | 玄関建具の枠の見込を入力します。 |
玄関障子枠見込 | 玄関建具の障子枠の見込を入力します。 |
玄関建具とは、建具の属性変更ダイアログの「玄関建具」がONの建具です。 | |
サッシ障子枠見付 | 金属製の引違い窓、引違い戸、引戸のサッシの障子枠の見付を入力します。 |
サッシ障子枠見込 | 金属製の引違い窓、引違い戸、引戸のサッシの障子枠の見込を入力します。 |
木製の引違い窓、引違い戸、引戸のめしあわせ部分も、同様にサッシ障子枠見付の値で表現されます。 |
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雨戸戸袋見込 | 雨戸の戸袋の見込を入力します。 |
AM建具(片雨戸)の場合は、Archi Masterで設定されている雨戸幅で表現されます。AM建具(両雨戸)の場合は、建具幅によって自動的に決まります。 | |
この設定は、建具形状マスタで設定した雨戸付き建具にも有効です。 | |
内障子枠見付 | 大壁に内障子付き建具を入力した場合に表現される内障子の枠の見付を入力します。 内障子に枠がつくのは、大壁に内障子付き建具を入力した場合です。 |
建具の掛け幅やペアガラスの間隔を変更するにはA152280_btb_sec02
【その他】では、半外付けのときの建具の掛け幅、ペアガラス間隔、ケーシングの面取り幅などを設定します。
半外掛幅(金建) | 金属製の建具の取付方法が「半外付け」のときの建具の掛け幅を入力します。 |
半外掛幅(木建) | 木製の建具の取付方法が「半外付け」のときの建具の掛け幅を入力します。 |
ペアガラス間隔 | ペアガラスの間隔を設定します。 建具入力後にペアガラスに設定するには、建具の属性変更ダイアログの「ペアガラス」をONにします。 |
ケーシング食込み | L型・デラックス型ケーシングにおいて、ケーシングが枠に食い込む幅を設定します。 |
ケーシング面取り | L型・デラックス型ケーシングにおいて、ケーシングに面取りを設定したい場合は「ケーシング面取り」をONにして、面取りの値を設定します。 ただし、この値が有効なのは L型のみです。デラックス型ケーシングの面取りは、「見付」「出」によって自動的に決まります(設定不可)。 |
ケーシングの形状は、「物件初期設定:建具-額縁等」の「詳細」をクリックして「ケーシング形状設定」ダイアログで設定します。 「ケーシング食込み」「ケーシング面取り」を変更すると、「ケーシング形状設定」ダイアログにも反映されます。 |
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地板の食込み | 額縁なしの出窓と下額縁のみの窓(※)において、地板と下額縁が壁に食い込む幅を設定します。 |
※ 下額縁のみの窓とは、建具の属性変更ダイアログの「平面詳細・矩計設定」をクリックして「額縁」の「下部のみ」がONになっている建具を指します。 | |
平面詳細図以外にも、矩計図や展開図などでの見付表現やパースモニタでの立体表現にも有効です。 |
建具の表現を変更するにはA152280_btb_sec03
【表現】では、平面図・平面詳細図における建具を詳細に表現するかどうかを設定します。
開き戸の敷居 | 開き戸に敷居を表現するとき、ONにします。 |
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すべり出しの表現 | 縦すべり窓を詳細に表現するとき、ONにします。 |
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掃き出しの表現 | 戸の掃き出しの表現を選びます。 |
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突き出し表現 | 内外倒し、突き出し、すべり出し、横軸回転を詳細に表現するとき、ONにします。 |
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上げ下げ表現 | 上げ下げ(ダブルハングを含む)を詳細に表現するとき、ONにします。 |
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ジャロジー表現 | ジャロジーを詳細に表現するとき、ONにします。 |
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ダブルルーバー表現 | 「ジャロジー表現」がONのときに設定可能です。 ジャロジーの建具属性変更ダイアログの「ペアガラス」がONの場合、ジャロジーを詳細に表現するとき、ONにします。 |
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シャッターボックス表現 | シャッター付の建具にシャッター部分の領域を表現するとき、ONにします。 |
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サッシ枠詳細表現 | 平面詳細図で表現するサッシ枠の表現方法を選択します。 取付区分が「内付け」「半外付け」の建具で有効です。
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パラメトリック建具絵柄をSVGから作成するにはA152280_btb_sec04
「パラメトリック建具絵柄をSVGから作成」のチェックは、AT建具(建具形状マスタ)を 3Dカタログ建具またはAM建具(パラメトリック建具)へ変換し、その建具を使用する場合に有効です。
変換された建具の絵柄は、SVGファイルとして マスタにインポートされます。
立面図などのパース図や建具表などで、この建具の絵柄をSVGから作成して表現する場合は、「パラメトリック建具絵柄をSVGから作成」をONにします。
OFFの場合は、建具の絵柄をパラメトリック情報から作成して表現します。
SVGから作成される建具絵柄とパラメトリックから作成される建具絵柄との違い
次図は、SVGファイルから作成される建具絵柄と、建具のパラメトリック情報から作成される建具絵柄との違いを示したものです。
メモ
- パラメトリック情報とは、建具形状のパラメータ(建具本体、ランマ、雨戸や建具幅・建具高さなど)の情報のことをいいます。
外付け建具の枠チリを考慮しないようにするにはA152280_btb_sec05
平面詳細図において、取付区分が「外付け」の建具(枠あり)の場合に、建具幅の調整を行わない場合は「外付け詳細表現で幅出ししない」をONにします。
平面図 | |
平面詳細図(OFFの場合) |
枠チリを「0」とし、次図のように柱に対して額縁、建具枠の位置を調整するため、平面図と平面詳細図で建具幅が異なってしまいます。 |
平面詳細図(ONの場合) |
枠チリを考慮し、次図のように柱に対して建具枠の位置が調整されないため(「半外付け」などと同様)、平面図と平面詳細図で建具幅は同じになります。 |