物件初期設定:増改築
増築・改築区画を考慮して、自動作成や積算処理を行うかどうかを設定します。
自動作成や積算処理で増築・改築区画を考慮するにはA152330_bzk_sec01
増改築区画は、平面図、屋根伏図、電気設備図、衛生設備図で入力できます。
このとき、増築区画または改築区画を考慮して、建具表、内部仕上表、外部仕上表、木造の各種伏図、2×4の各種伏図、造作材配置、下地材配置、数量拾い、積算を処理する場合は、「増築区画考慮」「増築区画考慮」をONにします。
メモ
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平面詳細図、矩計図、立面図を自動作成するとき、増改築区画内のみ各部材の仕様を作図したいときは、「仕上仕様を区画内のみ作図」をONにします。
OFFの場合は、区画に関わらず、すべての部材の仕様が描画されます。 -
「増築区画考慮」「改築区画考慮」がともにONの場合、増築区画考慮が優先されます。
例えば、両チェックがONの場合、増築区画があると、伏図では増築区画部分のみ部材が配置されます。
増改築区画チェックで使用する表示色を変更するにはA152330_bzk_sec02
平面図などの「区画」メニューの「増改築区画」の「増改築区画確認」で使用するダイアログのモニタに表示する各データの色を設定します。
色を変更するには、設定色のボタンをクリックします。
仕上 | 壁と床の仕上部分の色を設定します。 |
部品・建具・シンボル | 部品と建具、シンボルの色を設定します。 |
柱壁 | 柱と壁の色を設定します。 |
部屋 | 部屋をハッチングで表示する色を設定します。 |
増築区画考慮の影響についてA152330_bzk_sec03
「増築区画考慮」の設定と平面図、屋根伏図で入力した増築区画によって、各プログラムの処理は、次のようになります。
物件初期設定 増築考慮 | 平面図 増築区画 |
屋根伏図 増築区画 |
各種伏図 | 造作材配置/下地材配置 | 積算 |
OFF | 無し | 無し | 部材をすべて配置 | 部材をすべて配置 | 部材をすべて積算 |
OFF | 無し | 有り | 部材をすべて配置 | 部材をすべて配置 | 部材をすべて積算 |
OFF | 有り | 無し | 部材をすべて配置 | 部材をすべて配置 | 部材をすべて積算 |
OFF | 有り | 有り | 部材をすべて配置 | 部材をすべて配置 | 部材をすべて積算 |
ON | 無し | 無し | 部材を配置しない | 部材を配置しない | 部材を積算しない |
ON | 無し | 有り | 平面図参照の部材は配置しない/屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図参照の部材は配置しない/屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図参照の部材は積算しない/屋根伏図参照の部材は区画を考慮して積算 |
ON | 有り | 無し | 平面図参照の部材は区画を考慮して配置/屋根伏図参照の部材は配置しない | 平面図参照の部材は区画を考慮して配置/屋根伏図参照の部材は配置しない | 平面図参照の部材は区画を考慮して積算/屋根伏図参照の部材は積算しない |
ON | 有り | 有り | 平面図および屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図および屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図および屋根伏図参照の部材は区画を考慮して積算 |
改築区画考慮の影響についてA152330_bzk_sec04
「改築区画考慮」の設定と平面図、屋根伏図で入力した改築区画によって、各プログラムの処理は、次のようになります。
物件初期設定 改築考慮 |
平面図 改築区画 |
屋根伏図 改築区画 |
伏図配置 | 造作材配置/下地材配置 | 積算 |
OFF | 無し | 無し | 部材をすべて配置 | すべて配置 | すべて積算 |
OFF | 無し | 有り | 部材をすべて配置 | すべて配置 | すべて積算 |
OFF | 有り | 無し | 部材をすべて配置 | すべて配置 | すべて積算 |
OFF | 有り | 有り | 部材をすべて配置 | すべて配置 | すべて積算 |
ON | 無し | 無し | 部材をすべて配置 | 配置しない | 積算しない |
ON | 無し | 有り | 部材をすべて配置 | 平面図参照の部材は配置しない/屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図参照の部材は積算しない/屋根伏図参照の部材は区画を考慮して積算 |
ON | 有り | 無し | 部材をすべて配置 | 平面図参照の部材は区画を考慮して配置/屋根伏図参照の部材は配置しない | 平面図参照の部材は区画を考慮して積算/屋根伏図参照の部材は積算しない |
ON | 有り | 有り | 部材をすべて配置 | 平面図および屋根伏図参照の部材は区画を考慮して配置 | 平面図および屋根伏図参照の部材は区画を考慮して積算 |
増築・改築区画に対する部材の評価方法についてA152330_bzk_sec05
増築区画や改築区画に対する部材の評価方法(ボックスインのとき処理の対象となるか、ボックスタッチのときに処理の対象となるか)は、部材の入力タイプによって異なります。
部材入力タイプ | 部材(例) | 増築区画 | 改築区画 |
1点入力タイプ | 柱・3D部品 | ボックスイン | ボックスイン |
部屋をまたぐ2点入力タイプ | 外壁仕上 | ボックスタッチ | ボックスタッチ |
部屋をまたぐ領域入力タイプ | 布基礎 | ボックスタッチ | ボックスタッチ |
部屋内に収まる2点入力タイプ | 内壁仕上 | ボックスイン | ボックスイン |
部屋内に収まる領域入力タイプ | 建具 | ボックスイン | ボックスイン |
ボックスイン:区画内に部材(入力点)が含まれる場合に、その部材が処理の対象になります。
ボックスタッチ:区画内に部材の一部分が含まれる場合に、その部材が処理の対象になります。