物件マスタ書込/物件マスタ読込/専用マスタ書込/専用マスタ読込
物件マスタとは、「物件初期設定:共通マスタフォルダ~その他」の内容が保存されたマスタのことです。
専用マスタとは、各プログラムの「専用初期設定」の内容が保存されたマスタのことです。
物件ごとに建物の仕様、部材の配置条件などが異なる場合、物件・図面に応じたマスタを登録しておくと次回新規物件を作成する際、設定を変更する手間を軽減できます。物件作成後でも、登録されているマスタで初期化することもできます。
物件マスタに書き込むにはA153000_mwr_sec01
「物件初期設定:共通マスタフォルダ~その他」の内容を、すべて物件マスタに登録します。
- ツリーから「物件初期設定」の項目を選びます。
- 「物件マスタ書込」をクリックします。
- 新しい物件マスタを作成する場合は、未登録欄を選んで書き込みます。
物件マスタは、100まで登録可能です。
メモ
- 既存のマスタに上書きする場合 は、手順3で既存の物件マスタを選びます。
物件マスタを読み込むにはA153000_mwr_sec02
「物件初期設定:共通マスタフォルダ~その他」の内容を、すべて物件初期設定に読み込みなおします(初期化します)。
指定したツリーの項目だけの設定を読み込みなおすことはできません。また、物件マスタの読み込みで、各図面の専用初期設定の内容が変更されることもありません。
- ツリーから「物件初期設定」の項目を選びます。
- 「物件マスタ読込」をクリックします。
- 「物件マスタ読込」ダイアログで読み込むマスタを選び、「OK」をクリックします。
- 読み込みの確認画面で「はい」をクリックします。
専用マスタに書き込むにはA153000_mwr_sec03
対象の図面の専用初期設定のみを専用マスタに書き込みます。
- 対象となる図面を開き、専用初期設定を開きます。
- ツリーから「専用初期設定」の項目を選びます。
- 「専用マスタ書込」をクリックします。
- 既存のマスタに上書きする場合 は、既存の専用マスタを選びます。
専用マスタは、50まで登録可能です。
メモ
- 新しい専用マスタを作成する場合は、手順3で未登録欄を選んで書き込みます。
- 1つの専用マスタには、平面図、屋根伏図、配置図など各プログラムの専用初期設定の内容が書き込まれています。
専用マスタを読み込むにはA153000_mwr_sec04
対象の図面の専用初期設定のみを読み込みます。
指定したツリーの項目だけの設定を読み込みなおすことはできません。また、対象の図面の専用マスタの読み込みで、他の図面の専用初期設定の内容が変更されることもありません。
- 対象となる図面を開き、専用初期設定を開きます。
- ツリーから「専用初期設定」の項目を選びます。
- 「専用マスタ読込」をクリックします。
- 「専用マスタ読込」ダイアログで読み込むマスタを選び、「OK」をクリックします。
- 読み込みの確認画面で「はい」をクリックします。
「ファイル保存」のチェックについてA153000_mwr_sec05
共通初期設定、物件初期設定、専用初期設定を開いていると、「ファイル保存」のチェックが表示されます。
変更した初期設定の内容を、次回のアプリケーションの起動時、または現在の物件を開いたときも有効にするかどうは、「ファイル保存」のON・OFFで設定します。
ファイル保存 | 処理 | 物件データ保存時のダイアログ | |
ON | 変更した初期設定の内容は、次回のアプリケーションの起動時、または現在の物件を開いたときも有効となります。 | ||
OFF | 変更した初期設定の内容は、次のときに無効となります。 | 「ファイル保存」がOFFの場合、「初期値」の「共通」「物件」「専用」のチェックが有効になります。これをONにすると、初期設定の変更が有効になります。初期設定の変更を無効にしたい場合はOFFにしてください。 |
|
共通初期設定 | ZEROを終了した時点 | ||
物件初期設定 | ZEROを終了した時点、現在の物件を変更した時点 | ||
専用初期設定 |
メモ
- ZEROを終了、または物件を終了するまで、変更した初期設定の内容を有効とする場合は「ファイル保存」をOFF、物件データの保存時に「共通」「物件」「専用」をOFFにしてください。
- 各初期設定の設定値を変更した場合、「〇〇初期設定ファイルへの書き込みを行いますか?」とメッセージが表示されます。「はい」の場合は設定内容が保存されて次回起動時にも反映されます(上表の「ON」)、「いいえ」の場合は変更内容は保存されません(上表の「OFF」)。