耐力壁区画/耐力壁線図
耐力壁に囲まれた領域を1つのブロックとして、耐力壁区画を入力します。
また、入力した耐力壁区画より耐力壁線図(耐力壁区画の図形データ)を作成します。平面図で耐力壁線図を作成したい場合に使用します。
耐力壁区画を入力するA210950_kta_sec01
基本的に次の条件に則って入力します。
- 4隅には、耐力壁がある部屋線上の交差点であること
- 4辺は、耐力壁がある部屋線上であること
- 1階と2階とでなるべく区画が重なることが望ましい
- 「区画」メニューから「耐力壁区画」の「耐力壁区画」を選びます。
- 入力する区画が既存の区画と重なる場合に入力側を優先するときは、「耐力壁区画」ダイアログの「入力優先」をONにします。
既存の区画を優先するときはOFFにします。 - 耐力壁区画の範囲をクリックします(入力方法:多角円形)。
- 最後にEnterキーを押す、またはポップアップメニューの「OK」をクリックします。
メモ
- 耐力壁区画は、以下に影響します。
木造の場合 床小屋伏図の構造ブロックに連動します。床小屋伏図の「自動立上」で読み込まれます。 基礎伏図の「自動立上」で、耐力壁区画の位置に基礎梁を自動配置できます。 2×4の場合 2×4壁量計算の「自動立上」では、耐力壁区画の位置に耐力壁が自動配置されます。
耐力壁区画入力時のチェック条件A210950_kta_sec02
入力時に、構造計算上、区画領域が大きすぎないかチェックします。チェックする条件は、2×4構造とそれ以外の構造とで異なります。
2×4構造の場合
- 1区画の面積が40㎡を超えないか
- 1辺の長さが12mを超えていないか
- 1辺の長さが他辺の3倍になっていないか
2×4以外の構造の場合
- 1区画の面積が40㎡を超えないか
- 1区画の面積が20㎡を超えないか
- 1辺の長さが8mを超えていないか
- 1辺の長さが6.5mを超えていないか
- 1辺の長さが5グリッド(910モジュールの場合、4.55m)を超えていないか
確認メッセージ
上記のいずれかの条件で入力した場合、次のようなメッセージが出ます。
あてはまる条件の項目に■マークがつきます。□マークはOKであることを示しています。
「はい」を選ぶと、耐力壁区画が入力されます。「いいえ」を選ぶと、キャンセルされ、もう一度入力し直します。
耐力壁線図を作成するA210950_kta_sec03
- 「区画」メニューから「耐力壁区画」の「耐力壁線図」を選びます。
- 耐力壁区画データを選択します。
- 「耐力壁線図」ダイアログの「スケール」に耐力壁線図のスケールを入力します。
- 図の配置位置をクリックします。
図には同時にタイトル「○階耐力壁線図(スケール)」が作図されます。