パッシブデザインチェック
設計したプランがパッシブデザインの要素が取り入れられた間取りとなっているかをチェックします。
チェックを実行するには、平面図、屋根伏図、配置図を入力しておく必要があります。なお、配置図に敷地、配置図または平面図に方位が入力されていないとチェックを実行できません。
パッシブデザインをチェックするA211215_cpv_sec01
- 「チェック」メニューから「パッシブデザインチェック」を選びます。
- 「周辺地域情報」ダイアログで、地域概要、敷地周辺の入力状況、立地条件を設定します。
「駐車スペースが検討されているか」「隣家形状の入力」が「未検討」の場合はチェックできません。
ダイアログの設定については、「Information」を参照してください。 - 「チェック実行」をクリックします。
画面左側にパッシブデザインチェックウィンドウが表示されます。 - 例えば、「間取と断熱」の「躯体の断熱性能基準」を変更するには、「間取と断熱」をクリックします。
- チェック項目「躯体の断熱性能基準」をクリックします。
- 「設定」ダイアログで基準を変更します。
「設定」ダイアログは、チェック項目によって内容が異なります。
チェック項目の内容については、パッシブデザインチェックウィンドウの【ワンポイント】または「Information」を参照してください。 - 同様にして、「間取と断熱」~「屋根」をクリックして、チェック項目の内容を確認、変更します。
- チェックを完了したら、パッシブデザインチェックウィンドウの「閉じる」をクリックします。
- データ保存の確認顔面で「はい」をクリックします。
保存しておくと、次回「パッシブデザインチェック」を実行したとき、保存されているデータを読み込みます。
メモ
- 「間取と断熱」~「屋根」にが表示されている場合、未検討か評価がゼロのチェック項目があります。
- 「設定」ダイアログで、赤色のボタンが選択されていると、この項目の評価がゼロになり、全体の評価に加算されません。
- その他にも「設定」ダイアログには、次のタイプがあります。
パッシブデザインチェックウィンドウの機能A211215_cpv_sec02
再チェック | 図面を変更したら、再チェックを実行します。チェック時に読み込んだ延床面積や屋根、開口面積、庇の設置情報などが更新されます。 |
評価 | パッシブデザインになっているかの評価をパーセンテージと色のグラフで表示します。緑色側に行くほど、パッシブの要素が取り入れられたデザインとなります。 |
結果出力 | 用意されているテンプレートを使って評価の結果シートをExcelに出力します。 ※ Microsoft社製 Excelがインストールされている必要があります。 |
Excelファイルは、物件フォルダ(001、002…)にファイル名「passived.xls」で保存されます(出力先、ファイル名は変更不可)。 | |
作成したExcelは、「結果出力」をクリックして「既存シートを開く」で開きます。 |
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敷地周辺情報 | 「周辺地域情報」ダイアログを開いて、地域概要、敷地周辺入力状況、立地条件を変更します。 |
間取と断熱 | 躯体の断熱性能基準、建具の断熱性能基準、南を意識した居室配置、コンパクトでシンプルな平面計画などをチェックします。 |
窓で日射制御 | 南面開口に遮熱Low-Eを控える、東・西・北面には遮熱Low-Eガラスを使用する、南・東・西・北面の開口面積の割合をチェックします。 |
南面庇等 | 南面の窓に庇等が設置されているか、トップライトが適切な方位に設置されているかをチェックします。 建具ごとに庇の出などを手動で変更でき、また外付ブラインド、外付ロールスクリーンの設置を設定できます。 |
気密 | 気密性の良い建具の使用、気密性が悪くなりがちな玄関の引戸や製作建具、ジャロジーの使用、基礎断熱か床断熱かをチェックします。 |
通風 | 通風を考慮した居室になっているかをチェックします。 |
採光 | 各部屋の採光状況(2面採光、1面採光、採光なし)をチェックします。 |
屋根 | 小屋裏の熱を排熱しやすい切妻や片流れ屋根になっているか、下屋にも小屋裏換気が確保されているか、太陽光発電の設置が検討されているかをチェックします。 |
ワンポイント | クリックしたチェック項目のワンポイントが表示します。 |
「Information」 | クリックしたチェック項目の解説、採点などを解説したページを表示します。 |