部屋隙間チェック/部屋重複チェック/部材重複チェック
入力されている部屋の部屋間の隙間と重なりをチェックします。また、柱、部品、建具、仕上、バルコニー、ウッドデッキ同士が重複していないかをチェックします。
部屋の隙間・重複をチェックするA213135_tch_sec01
部屋の隙間や重なりがあると、仕上の自動配置時に床仕上が作成されません。入力されている部屋に対して、部屋間の隙間と重なりをチェックします。
- 「ツール」メニューから「各種チェック」の「部屋隙間チェック」を選びます。
- 「部屋隙間チェック」ダイアログで、エラーとする隙間の範囲を設定します。
例えば、10.1㎜以上の隙間をエラーとしない場合は「10.0」と入力します。 - 「OK」をクリックします。
0.1 ~ 10.0㎜の隙間や重なりが見つかった場合、次図のように該当箇所にチェック印とその距離が入力されます(不出力ペンで作図)。隙間の距離に表示される「L」「P」は、次を示します。
L:頂点と辺の距離
P:頂点同士の距離
メモ
- 「ツール」メニューの「各種チェック」の「部屋重複チェック」を使用すると、部屋同士の重なりがある場合、重複をなくすことができます(部屋の隙間は処理不可)。
重複がある場合は、対象の部屋が選択状態になります。重複をなくす場合は、領域を優先する部屋をクリックし、マウスの左ボタンをクリックします。指定した部屋領域が優先されるように部屋が変形します。
部材の重複をチェックするA213135_tch_sec02
- 「ツール」メニューから「各種チェック」の「部材重複チェック」を選びます。
- 重複がある場合は、対象の部材が選択状態になり、確認画面が開きます。
重複部材を削除する場合は「はい」をクリックします。ただし、壁・壁仕上・手摺壁のみ削除せずに、チェック印(補助円)を登録します。
削除せず、重複部材にチェック印(補助円)を登録する場合は「いいえ」をクリックします。
メモ
- 以下の条件のとき、重複と見なされます。ただし、屋根伏図と天井伏図の場合、チェック対象は部品のみです。
部材 重複とみなされる条件 重複と判断されない場合 柱 入力点が同じ場合、または柱サイズ以下の範囲でずれている場合 壁
手摺壁入力座標位置が同じ場合。壁厚が異なる場合でも、入力座標が同じ場合は重複と見なされます。
※手摺壁は壁部分のみチェック
※手摺壁無しで手摺のみ(「壁」OFF時)はチェック対象外次のように入力座標位置がずれている場合は重複とみなされません。 仕上 仕上同士の間隔が 10㎜以下の場合 間隔が 10㎜を超える場合は重複と見なされません。階段部屋仕上の下と上の重複は、チェック対象外です。 部品 同じ部品で入力位置と大きさが同じ場合
領域の一部が重なっている、位置と大きさが同じでも部品が異なる場合は重複と見なされません。 建具 同じ建具で入力位置と建具高が同じ場合
領域の一部が重なっているだけ、または建具の取付高が異なる場合は重複と見なされません。 - バルコニー、ウッドデッキ同士が重複していないかをチェックするには、「ツール」メニューの「各種チェック」の「バルコニー重複チェック」を使用します。領域の一部でも重複している場合、重複部材には斜線が入力されます(不出力ペン)。