プログラム名 外皮性能計算 Ver. Ver.4 ID Q560120 更新日 2017/12/22

Q:母屋下がりのときの外皮性能計算について教えてください。

A:棟が1箇所のようなシンプルな形状の切妻の母屋下がりの場合、屋根の位置を参照して熱的境界(壁・妻壁)の高さと下端高を調整するため、自動配置後の編集は不要です。
ただし、屋根の形状によっては、熱的境界の高さ・下端高の調整、熱的境界の追加・削除といった編集が必要になるため、自動配置後は外皮面の立体を確認してください。

熱的境界の編集が必要になる屋根(例)

屋根の形状によっては、壁と妻壁が重複する部分、壁が配置されない箇所、妻壁の形状が合わない箇所などが出てくる場合があります。次のような大屋根の場合、熱的境界(壁)(妻壁)の編集が必要になりますが、屋根の形状によって編集内容も変わってきます。

編集例

ここでは、「チェック」メニューの「屋根高さ計測」で大屋根の下端と、2階の熱的境界(妻壁)の下端を確認して、これらの高さが同じような場合、1階の熱的境界(壁)の高さを調整します。

1階熱的境界(壁)は、一部2階熱的境界(妻壁)と重複しているため、汎用コマンドの「変形」メニューの「分割」を使って熱的境界(壁)を分割します。その後、熱的境界(壁)の高さを調整してください。

妻壁に建具がかかる場合

次のように妻壁に建具がかかる場合、妻壁と建具の配置状態によっては、熱的境界(妻壁)に建具の開口面積がセットされない場合があります。熱的境界(妻壁)にセットするべき開口面積を計算して、手動でセットしてください。