プログラム名 外皮性能計算 Ver. Ver.4 ID Q560445 更新日 2017/12/22

Q:R階に小屋裏収納があるときの外皮性能計算について教えてください。

A:R階平面図が入力されていると、R階外皮性能計算にも熱的境界が自動配置されますが、小屋裏部分の熱的境界(壁)の高さ、小屋裏部分の熱的境界(屋根)を編集する必要があります。

熱的境界を自動配置する

  1. 「自動配置」で部材を自動配置します。
  2. 「外皮性能パースモニタ」をクリックして、外皮面の立体を確認します。

R階小屋裏部分の天井と屋根を編集する

  1. R階を開いて、「モード切替(天井・屋根・軒桁・胴差・構造熱橋)」をONにします。
  2. 熱的境界(天井)を削除します。
  3. 2階を開いて、「境界」メニューから「熱的境界(屋根)」を選びます。
  4. 屋根の熱的境界の仕様を設定します。
  5. 参照する屋根を指定して、屋根の領域を指定します。
    ※ 2階の屋根の高さを参照するため、小屋裏の熱的境界(屋根)は2階で入力します。

R階小屋裏部分の熱的境界(壁)を編集する

ここでは、次図の高さをもとに、R階の熱的境界(壁)の高さを変更します。

  1. R階を開いて、「モード切替(壁・建具)」をONにします。
    ※ 次図は、2階平面図をバック表示しています。
  2. 4つの熱的境界(壁)を属性変更して、「高さ」と「方位」を変更します。
    ※ 小屋裏となる壁の方位係数は「1.0」で計算するため、「方位」を「上面」に変更します。
    ※ 外部に面する壁は、「方位」を「南」など8方位を設定してください。

メモ

  • 「チェック」メニューの「屋根高さ計測」を使うと、指定した位置の屋根の勾配と高さ(構造下端)を計測できます。

R階小屋裏部分の熱的境界(妻壁)を追加する

  1. 続けて、R階で「境界」メニューから「熱的境界(壁)」を選びます。
  2. ダイアログの「妻壁」をクリックして、入力方向に応じて妻壁の形状を選びます。
  3. 「下端高」「高さ」を設定し、「方位」を「上面」または「南」に変更して、熱的境界(妻壁)を入力します。
    ※「下端高」は、「2階軒高+546㎜」となるためR階基準にすると「R階軒高-2454」となります。
    ※ 妻壁は、壁と同じ形状の記号となり、外側が妻壁の記号となります。
    ※ 小屋裏に入力する妻壁の方位係数は「1.0」で計算するため、「方位」を「上面」に設定します。
    ※ 外部に面する妻壁は、「方位」を「南」など8方位を設定してください。