プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.4 | ID | Q563155 | 更新日 | 2017/07/05 |
Q:床外皮面積表で計算式が出ない欄があるときの対処方法を教えてください。
A:面積表に計算式が出ない理由としては、2つ考えられます。
・ 熱的境界(床)区画の形状が多角形になっている場合
・ 熱的境界(床)の属性ダイアログで「入力」がONになっている場合
※ 外皮面積表(屋根・天井)も同様です。
熱的境界(床)区画の形状が多角形になっている場合の対処方法
- 外皮性能計算を開いて、「ツール」メニューから「多角形領域分割」を選びます。
- 分割する対象、分割タイプを選択して、「OK」をクリックします。
短辺優先 多角円形領域の最大矩形の短辺方向で最も長い辺を基準にして分割します。 長辺優先 多角円形領域の最大矩形の長辺方向で最も長い辺を基準にして分割します。 縦優先 縦方向を基準にして分割します。 横優先 横方向を基準にして分割します。 長辺基準 最も長い辺を基準にして分割します。 短辺基準 最も短い辺を基準にして分割します。 - 確認画面で「はい」をクリックします。
計算式が出せるように、多角円形の熱的境界や居室区画が矩形や三角形などに分割されます。 - 外皮性能図を開いて、「表一括更新」をクリックします。
- 確認画面で「OK」をクリックします。
- 「表一括更新」ダイアログの「更新」で、更新しない図面をOFFにして、「OK」をクリックします。
- 確認画面で「はい」をクリックします。
ONの図面を開いて、図・表データが更新されます。
メモ
- 外皮性能計算の「専用初期設定:自動配置条件」で「多角形領域を分割して面積計算する」をONにしておくと、「自動配置」を実行したときに、計算式が出せるように熱的境界などが自動的に分割されます。なお、このときの分割タイプは「短辺優先」になります。
熱的境界(床)の属性ダイアログで「入力」がONになっている場合の対処方法
- 外皮性能計算を開いて、床・土台モードの状態で「属性変更」をクリックします。
- 計算式が出ない熱的境界(床)を選択します。
- 属性ダイアログの「面積」で「入力」をOFFにして、「OK」をクリックします。
- 外皮性能図を開いて、「表一括更新」をクリックします。
- 確認画面で「OK」をクリックします。
- 「表一括更新」ダイアログの「更新」で、更新しない図面をOFFにして、「OK」をクリックします。
- 確認画面で「はい」をクリックします。
ONの図面を開いて、図・表データが更新されます。
メモ
- 「入力」をOFFにしたことで、面積が想定した数値と違ってしまう場合は、想定している面積になるように区画の再入力が必要になります。