内法から間取り
改築または増築対象の建物の図面がないときは、実際に現地で部屋の広さを測量し、その内法での間取り寸法から間取りを作成していきます。
次の順序で間取りを作成します。
ただし、「物件初期設定:その他」の「平面詳細図入力を有効にする」がONのときは、「内法から間取り」を使用できません。

間取りを入力するA210275_ium_sec01
「自動」メニューから「内法から間取り」を選びます。
- 「内法から間取り入力」ダイアログの
「部屋」をクリックします。
- 「部屋マスタ」から部屋を選びます。
- 部屋の範囲をクリックします(入力方法:矩形)。
ここでは、大まかに入力し、あとで内法寸法を変更します。
メモ
- 入力済みの物件で
「自動」メニューの「内法から間取り」を実行すると、元の平面データが削除されて「内法寸法から間取り入力」ダイアログで入力したものに置き換わります。

寸法設定の基準位置を指定するA210275_ium_sec02
「寸法」で寸法を変更する際の基準となります。
- 「内法から間取り入力」ダイアログの
「基準」をクリックします。
ピンク色の円が表示されます。 - 基準点の位置をクリックします。

壁厚を設定するA210275_ium_sec03
- 「内法から間取り入力」ダイアログの
「壁厚」をクリックします。
- 「壁厚一括設定」ダイアログで外壁・内壁の構造、外壁・内壁の躯体厚を設定して、「OK」をクリックします。

内法寸法を変更するA210275_ium_sec04
- 「内法から間取り入力」ダイアログの
「寸法」をクリックします。
- 変更する寸法をクリックします。
- 計測した寸法を入力して、Enterキーを押します。
部屋が伸縮し、変更した寸法は青く表示されます。
メモ
- 「寸法値表示」の切り替えについて
すべて 部屋の内法寸法、建具幅、壁厚(仕上厚を含む)を表示します。 部屋 部屋の内法寸法を表示します。 建具 建具が入力されているときに、躯体面から建具の端までの距離、建具幅を表示します。 壁 壁仕上厚を含んだ厚さを表示します。 このときの壁仕上厚は、入力した部屋マスタで設定されている内壁仕上の厚さを使用します。
外壁仕上の厚さは、「物件初期設定:外部標準-外部標準」で設定されている外壁仕上の厚さを使用します。 - 変更した寸法(青色)を、さらに他の箇所で寸法を変更した場合は、次のように表示されます。

平面図に反映するA210275_ium_sec05
寸法の変更が完了したら、平面図に反映します。
- 「内法から間取り入力」ダイアログの「図面へ登録する」をクリックします。
- 確認画面で「OK」をクリックします。

その他の機能一覧A210275_ium_sec06
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建具 | 建具幅を指定します。![]() |
「内法から間取り入力」ダイアログでは建具幅を指定するのみです。平面図には、部屋と建具幅から自動的に建具の絵柄がセットされます。平面図に反映後、属性変更にて絵柄、窓・戸の入れ替えを行ってください。 | ||
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編集 | 壁や建具を選択して、配置する位置を移動します。 |
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削除 | 目的のデータを選択して、削除します。データを選択すると、マウスカーソルに「YES」「NO」が表示されます。削除する場合は、マウスの左ボタンをクリックします。 |
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移動 | 基準となる点、移動する点を指定して、対象階のすべてのデータを移動します。入力した間取りを他階の間取りに揃えたり、グリッドに揃えるときに使用します。 |
読込 | 保存した内法編集ファイル(*.uti)を読み込みたい場合は、「読込」で読み込みます。 | |
書込 | 内法寸法からの間取り入力画面を閉じると、入力した図面が残りません。入力した図面を保存するには、「書込」をクリックして、内法編集ファイル(*.uti)に保存します。 |