汎用積算シンボル
手間なし積算、数量拾いでは、平面図・屋根伏図・天井伏図・配置図などの図面データから仕上や建具などの数量を拾います。これらの図面データから拾えない数量(仮設工事や解体工事など)を、直接積算に計上したいときは、汎用積算シンボルを入力します。

汎用積算シンボルを入力するA210916_hsk_sec01
「汎用」メニューから「汎用積算シンボル」を選びます。
- 「汎用積算シンボル選択」ダイアログで、「個数」「長さ」など数量タイプをクリックします。
- 「分類」を選び、入力する積算シンボルをクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「汎用積算シンボル選択」ダイアログで積算情報、係数などを設定します。
「係数」は、係数を掛けたものが数量となります。係数が「2.0」の場合、数量は「入力データ×2」になります。 - 積算シンボルを入力します。
個数 「簡易トイレ」など数量を個数で扱うシンボルを入力します。「入力数×係数」が数量になります。 長さ 「布基礎撤去」など数量を長さで扱うシンボルを入力します。「線分長さ×係数」が数量になります。 長さ(点×高さ) 「竪樋」など数量を 1点の高さで扱うシンボルを入力します。「入力数×高さ」が数量になります。 面積(領域) 「土間コンクリート撤去」など数量を面積(平面)で扱うシンボルを入力します。「面積×係数」が数量になります。 面積(線×高さ) 「外部養生」など数量を面積(立面)で扱うシンボルを入力します。
次の場合、「線分長さ×(始点高+終点高)/2×係数」が数量になります。体積 「コンクリート解体」など数量を体積で扱うシンボルを入力します。「面積×高さ」が数量になります。
メモ
- 数量の丸め方法は、四捨五入、小数点以下桁数4桁です(プログラム固定)。
- 積算から数量を引きたい場合、「マイナス」をONにします。通常は、「マイナス」をOFFにしておきます。

汎用積算シンボルの積算についてA210916_hsk_sec02
汎用積算シンボルは、汎用数量コード(※1)に積算情報を持たせたもの(AM単価を割り当てたもの)です。
このシンボルの数量は、手間なし積算(※2)、積算、工事別集計で集計されます。
ただし、配置図の場合は「1面」のシンボルが対象となります。「2面」以降は積算対象ではありません。
※1:汎用数量コード
数量コード(プログラム固有)以外に、オリジナルのコード、名称、単位で登録できる汎用的な数量コードです。これは、Archi Masterの「積算」にある「汎用数量コード」で登録します。
※2:手間なし積算
手間なし積算では、シンボルの積算情報は使用されません。単価は手入力する必要があります。
またテンプレートに汎用積算シンボルの積算項目が保存されている場合は、テンプレートの単価が使用されます。
汎用積算シンボルの登録
Archi Masterの「積算」にある「汎用数量コード」で登録します。汎用数量コードに積算情報を持たせたものが『積算シンボル』です。
『積算シンボル』は、数量拾いなど積算プログラムで使用しますが、『積算シンボル』と『汎用積算シンボル』は同じものと考えてください。