庇自動配置/庇
指定した範囲に含まれる建具だけに庇を自動配置します。また、個別に庇を入力します。

範囲指定で建具に庇を自動配置するA230415_yhi_sec01
「屋根」メニューから「庇」の「庇自動配置」を選びます。
- 「庇自動配置」ダイアログで庇の屋根仕上、庇対応(和風や洋風)、勾配などを設定します。
- 「作図範囲指定」をONにします。
- 「OK」をクリックします。
- 庇を配置する建具が含まれるように範囲を指定します(入力方法:矩形)。
メモ
- すべての建具に庇を配置する場合は、「作図範囲指定」をOFFにして「OK」をクリックします。
- 庇の初期値は、専用初期設定ではなく、「庇自動配置」「庇」ダイアログの「内部初期値書込」で設定します。
- シャッター付き建具には、庇は自動配置されません。

庇を個別に入力するにはA230415_yhi_sec02
「屋根」メニューから「庇」の「庇」を選びます。
- 「庇」ダイアログで庇の屋根仕上、庇対応(和風や洋風)、勾配などを設定します。
- 庇の始点と終点をクリックします。
出オフセット 入力点から庇の壁側までの距離を設定します。 幅オフセット 入力点から庇の端までの距離を入力します。

庇のタイプについてA230415_yhi_sec03
次の4タイプの庇を入力できます。
メモ
- 積算の「数量拾い」では、化粧垂木、出桁、腕木の本数は集計されません。
和風1
寸法 |
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軒先形状 | 直角 |
軒天形状 | 勾配 |
化粧垂木 | せい 40㎜、幅 40㎜(プログラム固定)で描画 |
垂木はけらばに合うように配置され、垂木の芯間が180㎜に近い値となるようなピッチで均等に配置 | |
出桁 | なし |
腕木 | なし |
破風 | 「破風」がONの場合、破風板の幅は 30㎜、せいは 「軒先厚+ 80㎜」(プログラム固定)で描画 |
破風板が付く場合、出桁は破風板内側で止まるように描画されます。OFFの場合は、庇の端まで描画されます。![]() |
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小口かざり | 化粧垂木の先端で小口かざりを表現する場合は、「小口かざり」をONにします。 小口かざりの見付は、化粧垂木のサイズと同じです。 ![]() |
和風2
寸法 |
![]() |
軒先形状 | 直角 |
軒天形状 | 勾配 |
化粧垂木 | せい 40㎜、幅 40㎜(プログラム固定)で描画 |
垂木はけらばに合うように配置され、垂木の芯間が180㎜に近い値となるようなピッチで均等に配置 | |
出桁 | せい 90㎜、幅 7㎜(プログラム固定)で描画 |
「丸桁」がONの場合は、出桁の直径が 90㎜で描画 | |
腕木 | せい 90㎜、幅 7㎜(プログラム固定)で描画 |
「腕木分割数」に庇の見付け幅を分割する数を入力します。分割数 + 1の腕木が配置されます。 常に腕木は、両端(始点と終点側)に描画され、この両端の腕木を基準に指定した分割数で等間隔に腕木を配置します。 ![]() |
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破風 | 「破風」がONの場合、破風板の幅は 30㎜、せいは 「軒先厚+ 80㎜」(プログラム固定)で描画 |
破風板が付く場合、出桁は破風板内側で止まるように描画されます。OFFの場合は、庇の端まで描画されます。![]() |
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小口かざり | 化粧垂木の先端で小口かざりを表現する場合は、「小口かざり」をONにします。 小口かざりの見付は、化粧垂木のサイズと同じです。 ![]() |
洋風1
寸法 |
![]() |
軒先形状 | 鉛直 |
軒天形状 | 水平 |
化粧垂木 | なし |
出桁 | なし |
腕木 | なし |
洋風2
屋根仕上、軒天井マスタを使用しません。
寸法 |
![]() |