棟作成/棟移動/棟伸縮
水平な天井から折位置を指定して、船底天井(水平部なし)、腰折天井などに変形します。また棟の位置の移動や伸縮を行うことができます。

棟を作成するにはA240510_hmu_sec01
1枚の天井仕上から折位置を指定して、天井を分割することで棟や腰折を作成します。
「編集」メニューから「棟編集」の「棟作成」を選びます。
- 天井仕上をクリックします。
- 天井の折位置をクリックします。
CAD画面に「左」「右」が表示され、モニタでの左側の天井・右側の天井を表しています。 - 「棟作成」ダイアログの
をクリックして、高さ調整を行う天井を指定します。
- 右側と左側の天井の勾配、軒高、折位置を設定します。
左側の天井を変更します。 折位置を変更します。 右側の天井を変更します。 - 設定を終えたら、「OK」をクリックします。
天井仕上が折位置で分割されます。
メモ
- 「棟作成」ダイアログで条件を設定しているときに、CAD画面で折位置、左天井と右天井の勾配基準位置を変更したいときは、「位置変更」をクリックします。

棟を移動するにはA240510_hmu_sec02
棟をマウスで任意の位置に移動します。また、移動距離を指定して移動することもできます。
「編集」メニューから「棟編集」の「棟移動」を選びます。
- 棟の位置をクリックします。
- 「棟移動」ダイアログの「移動基準」を設定します。
- マウスで棟の位置を指定する場合は、「移動距離を指定」をOFFにします。
- 棟の移動先をクリックします。
メモ
- 棟の高さを指定するには、「勾配基準線の高さを固定」または「軒先の高さを固定」をONにして、「固定する勾配」の「左屋根」「右屋根」をOFFにします。
- 棟の位置を移動量で指定するには、「移動距離を指定」をONにします。棟を中心に、設定した移動距離の位置で左右に固定されるので、棟を移動する方の天井をクリックします。
- 「棟移動」ダイアログの「移動基準」について
「勾配基準線の高さを固定」「軒先の高さを固定」がONのときに、一方の天井の勾配を固定する場合は、「固定する勾配」の「左屋根」「右屋根」で天井を設定します。勾配を固定しないときは、両方をOFFにします。勾配基準線の高さを固定 勾配基準線の位置の高さ(天井高±)を変更しないで、棟を移動します。 軒先の高さを固定 軒先の高さを変更しないで、棟を移動します。 勾配を固定 左右の天井の勾配を変更しないで、棟を移動します。このとき、優先側天井の軒先の高さが基準になります。
「優先する棟高」の「左屋根」「右屋根」で天井高を優先する天井を指定します。

棟を伸縮するにはA240510_hmu_sec03
船底天井(水平部なし)の棟を伸縮して寄棟天井に変形するには、「編集」メニューの「棟編集」にある「棟伸縮」を使用します。マウスでけらばの長さを指定して、棟を伸縮します。
メモ
- 屋根の勾配を指定して棟を伸縮するには、「勾配指定」をONにして屋根をクリックします。ダイアログの「勾配」に値を設定して、棟の位置をクリックします。