面光源配置/面光源全削除
指定した面(ガラス面、内壁仕上面の領域)を光源に設定することで、その面から光を発生することができます。レンダリングした結果、室内が暗すぎる、部屋の隅の陰影が気になるときなど、面光源を配置して調整します。
指定した面の領域すべてが光源となるため、指定した面が広範囲のときは、光源の明るさを調整しないと明るくなりすぎてしまうため注意してください。

面光源を配置するA310720_hmn_sec01
ここでは、建具のガラス面に面光源を設定する手順を解説します。
- 「編集」メニューから「面光源配置」を選びます。
- ここでは、ガラス面をクリックします。
- 「面光源設定」ダイアログで明るさなどを設定して、「OK」をクリックします。
- 同様に、残りのガラス面に面光源を設定します。
「レンダリング実行」でイメージを確認します。
メモ
- 面光源を配置すると、拡張画面の「光源」タブのツリーにて、「部品光源」-「○階・(部屋名称)」に「(面)」が追加されます。ガラス面に面光源を配置した場合は、「部品光源」-「○階・(室外)」に「(面)」が追加されます。
- 配置後、面光源の属性を変更するには、拡張画面のツリーで面光源を選んで「設定」をクリックします。
- 配置された面光源の位置は、モニタでは確認できません。拡張画面の「光源」タブの「部品選択」を使用することで配置位置を確認できます。

すべての面光源を削除するにはA310720_hmn_sec02
すべての面光源を削除するには、「編集」メニューから「面光源全削除」を選びます。削除するときは、確認画面で「はい」をクリックします。
メモ
- 面光源を1面ずつ削除することはできません。いくつかの面光源を無効にしたいときは、拡張画面の「光源」タブのツリーにて面光源をOFFにしてください。

面光源を配置したときのレンダリングA310720_hmn_sec03
次図は、次のガラス面(4面)に面光源を配置したときのレンダリング結果の違いを示したものです。
通常光による違い
面光源を配置することで、内壁、床、天井の仕上面が全体に明るくなります。
天空光【内観】による違い
面光源を配置することで、部屋の隅部が明るくなります。
アンビエント・オクルージョンによる違い
面光源を配置することで、面光源による影が作成されメリハリのあるイメージになります。