給湯:給湯設備計画

給湯:概要A330400_kyu_sec01
給湯エネルギーは、太陽熱利用と給湯設備の組み合わせで検討します。
太陽熱利用の中でも単純な太陽熱温水器と家全体に給湯できるソーラーシステムがあります。ソーラーシステムは、意識せずに太陽熱のお湯を利用できます。
また、給湯設備では、高効率で生活にあったシステムの給湯機器を検討します。生活スタイルに合わせて、前日から蓄える貯湯タイプか瞬間タイプかを検討します。
なお、給湯は基準プラン及び設計プラン共に家族人数に合わせて補正をおこなっています。
参考資料
給湯設備計画・・・住宅事業建築主の判断基準

給湯:給湯設備の種類A330400_kyu_sec02
■ 給湯設備の種類
給湯機器 | 特徴 | 使用エネルギー |
ガス瞬間式(従来型) | 水栓をあけると同時にバーナーを燃焼させ水を熱し、瞬間的にお湯を作り出すガス給湯器。 | ガス |
ガス瞬間式(潜熱回収型) | 従来型に比べ、廃棄していた燃焼ガスの排熱を再利用することで給湯効率が上がり、エネルギー消費量を大幅に抑制することができるガス給湯器。 | ガス |
石油瞬間式(従来型) | 水栓をあけると同時にバーナーを燃焼させ水を熱し、瞬間的にお湯を作り出す給湯器。 | 灯油 |
石油瞬間式(潜熱回収型) | 従来型に比べ、廃棄していた燃焼ガスの排熱を再利用することで給湯効率が上がり、エネルギー消費量を大幅に抑制することができるガス給湯器。 | 灯油 |
石油瞬間貯湯式 | タンク内の水を予め加温する給湯器。太陽熱温水器との接続が容易。 | 灯油 |
電気温水器(ヒーター式 ) | 電熱ヒータを用いた温水器 | 電気 |
電気温水器(ヒートポンプ式) | 自然冷媒(CO2)を用いた熱交換式の電気給湯器。エアコンと同じ原理で大気の熱を冷媒に移し、その熱でお湯を沸かす。 | 電気 |
電気温水器(ヒートポンプ式)は、ATエコナビ画面左下の「設定」メニューの「係数設定」にある「その他」にてAPFを設定できます。

給湯:節水型機器(台所)A330400_kyu_sec03
■ 節湯型機器(台所)
対象商品(例) | 節湯A![]() |
節湯B![]() |
節湯AB![]() |
条件 | 手元等で容易に止水操作ができること | 最適流量が5L/分以下であること | 節湯A及びBの基準を満たしていること |

給湯:節水型機器(浴室シャワー)A330400_kyu_sec04
■ 節湯型機器(浴室シャワー )
対象商品(例) | 節湯A![]() |
節湯B![]() |
節湯AB![]() |
条件 | 手元等で容易に止水操作ができること | 最適流量が5L/分以下であること | 節湯A及びBの基準を満たしていること |

給湯:小口径配管A330400_kyu_sec05
■ 小口径配管
通常配管と比べた小口径配管システムの節湯効果を全用途共通で5%としています。
小口径配管の効果を得られるのは、以下の場合に限定します。
- ヘッダー方式を採用していること。
- 給湯機からできるだけ近い場所において、ヘッダーにより各水栓へ分岐していること。
- ヘッダー分岐後の配管の内径が13mm以下であること。
- 配管長ができるだけ短くなるように設計・施工時に配慮されていること。
- 配管が裸で露出することがないよう、サヤ管や保温材等により断熱に配慮していること。
- 配管の材質は限定しない。

給湯:空気集熱式太陽熱利用システムA330400_kyu_sec06
■ 空気集熱式太陽熱利用システム
暖房の空気集熱式太陽熱利用システムの設定にて、「用途」で「暖房と給湯」を選択していた場合に反映されます。

給湯:太陽熱温水器A330400_kyu_sec07
■ 太陽熱温水器
集熱面積の入力の他、方位は南面のみ、角度は10°刻みで0°~30°まで4段階の選択ができます。
南面以外の方位角の設定等を反映する場合、削減量を直接入力することができます。