専用初期設定:天空率-共通
天空率計算に必要な算出点と斜線適合建物を配置する際の処理タイプを設定します。
算出点と斜線適合建物の作成条件を変更するには
入隅として扱う角度
何度以上ある場合に入隅として扱うかを設定します。
入隅部が指定角度以上ある場合に、入隅として算出点や斜線適合建物を作成します。
道路斜線、隣地斜線
出隅処理タイプ
道路が出隅として扱われる場合の処理のタイプを選びます。
垂直 | 指定した敷地辺に対して、垂直方向の範囲で斜線適合建物を考慮します。 |
沿線 | 指定した敷地辺と平行な線が敷地辺と交わる範囲で斜線適合建物を考慮します。 |
※ 解説図は道路境界線になっていますが、隣地境界線の場合も同様です(以下の解説図も同じ)。
入隅処理タイプ
「入隅として扱う角度」で設定した角度より、道路が入隅として扱われる場合の処理のタイプを選びます。
道路斜線の場合は、「延長」「内角1/2」「窓」「内角 1/2+窓」「回り込み(円弧算定)」「回り込み(境界算定)」から選択します。
隣地斜線の場合は、「出隅に同じ」「延長」「内角1/2」「窓」「内角1/2+窓」「回り込み(内角1/2)」「回り込み(延長)」から選択します。
延長 |
道路が入隅を延長してあると想定し、斜線適合建物を考慮します。 道路境界線Aを検討するとき、適合建物に計画建物も道路境界線Aがそのまま延長していると見なして検討します。道路境界線Aに関するどの測定点でも、適合建物、計画建物は斜線制部分で一定です。 ![]() |
内角1/2 |
入隅の内角の1/2までの斜線適合建物を考慮します。 道路境界の内角の1/2の範囲の適合建物、計画建物を比較します。道路境界線Aに関するどの測定点でも、適合建物、計画建物は斜線制部分で一定です。 ![]() |
窓 |
測定点から道路境界線上に窓を置き、窓を通した範囲の斜線適合建物を考慮します。 測定点ごとに検討する適応建物、計画建物の立体は異なります。 ![]() |
内角1/2+窓 | 入隅の内角の1/2 かつ、測定点から窓を通して入隅を見た範囲の小さい方で斜線適合建物を考慮します。 測定点ごとに検討する適応建物、計画建物の立体は異なります。 ![]() |
回り込み(円弧算定)/回り込み(境界算定)/回り込み(内角1/2) |
入隅の内角の1/2までの斜線適合建物を考慮します。 ただし、入隅回り込み部分の斜線適合建物は、「回り込みの分割角度」の設定値以下で分割して作成します。道路境界線Aに関するどの測定点でも、適合建物、計画建物は斜線制部分で一定です。 ![]() ※ 道路境界線の場合、回り込み部分の斜線適合建物は、「適用距離-算出点の離れ」を半径とした円弧で作成されます。 ※「回り込み(円弧算定)」と「回り込み(境界算定)」は、入隅道路をまとめて扱うときの算出点の配置が異なります。「回り込み(円弧算定)」は入隅点を中心にして算出点を円弧配置し、「回り込み(境界算定)」は円弧配置せず、直線のみになります。 |
回り込み(延長) |
隣地が入隅を延長してあると想定し、斜線適合建物を考慮します。 隣地境界線Aを検討するとき、適合建物に計画建物も道路境界線Aがそのまま延長していると見なして検討します。ただし、入隅回り込み部分の斜線適合建物は、「回り込みの分割角度」の設定値以下で分割して作成します。道路境界線Aに関するどの測定点でも、適合建物、計画建物は斜線制部分で一定です。 ![]() |
回り込みの分割角度
「入隅処理タイプ」で「回り込み」が選択されている場合に設定できます。
入隅回り込み部分の斜線適合建物を分割する角度を設定します。入隅回り込み部分の斜線適合建物が、設定値以下で分割して作成されます。
小数桁数
天空率の小数部分の桁数を設定します。
なお、適合建物の丸め方法は「切り上げ」、計画建物は「切り捨て」に固定です。