初期設定:使用共通部材
木造構造計算で入力する柱や梁などの部材の初期値を設定します。また、各部材の材料のリストを作成します。

部材の材料・サイズの初期値を変更するにはA630215_ssy_sec01
この内容は、構造計算書の「使用部材一覧」にすべて出力されます。
「材料」をクリックして、基準強度マスタに登録されている一覧から使用する材料を選びます。また、「幅」「せい」などを設定します。
メモ
- 「初期設定:使用共通部材」の内容は、構造計算には影響しません。実際の部材の算定には、配置されている部材の樹種やサイズが影響します。
- 構造計算書の「使用部材一覧」には、「初期設定:使用共通部材」の内容に加えて、これ以外に実際に配置されている部材の材料が記載されます。
- データを読み込むと、木造床小屋伏図に配置されている部材の樹種、幅、せいが、構造計算の部材属性と「初期設定:使用共通部材」にセットされます。
木造床小屋伏図で1種類の部材に複数の樹種とサイズが存在するときは、構造計算の部材にはそのまま連動し、「初期設定:使用共通部材」にはその部材で一番多い樹種とサイズがセットされます。

部材リストを使用するには
各部材で使用する材料をリストに登録しておくと、各部材の属性ダイアログの「材料」「幅」「せい」をリストから選ぶことができます。
各部材を入力、変更するとき、登録した材料リストを属性ダイアログから呼び出すには、「初期設定《許容応力度計算》」の「使用共通部材」の「部材リストから選択入力する」をONにします。
部材リストを使用する場合、次のように属性ダイアログの「材料」「幅」「せい」を設定するとき、部材リストが表示されます。指定したせいと材料だけを使用したいときや入力時の変更漏れを防ぐことにも使用できます。
材料リストを使用しない場合(「部材リストから選択入力する」をOFF)は、基準強度マスタが表示されます。
属性ダイアログの「材料」のみにセットされ、「幅」「せい」は直接入力します。
メモ
- 各部材のリストは、物件マスタで管理されています。