プログラム名 | シックハウスチェック | Ver. | Ver.3 | ID | Q530125 | 更新日 | 2016/08/30 |
Q:R階に小屋裏収納・ロフトがあるときのシックハウスの計算方法を教えてください。
A:シックハウスチェックではR階は検討できません。小屋裏収納・ロフト下の部屋属性で小屋裏部分の気積を考慮した「平均天井高」または「床面積」に変更することで検討します。

事前確認
次のようなR階平面図にロフトがあり、内壁仕上、天井仕上には「規制対象外(F☆☆☆☆)」を使用しているものとして解説します。
まず、寝室の気積に、R階ロフトの気積を算入させるために、R階ロフトまでを考慮して寝室の平均天井高を算出します。
平均天井高 ={(R階平均天井高+懐厚)× R階床面積 +(2階寝室の平均天井高×2階寝室の床面積)}/2階寝室の床面積
={(1.400+0.570)×14.74㎡}+(2.400×19.87㎡)}/ 19.87㎡
=(29.0378+47.688)/ 19.87㎡
= 3.8614m = 3861.4㎜
操作方法
ここでは、1階と2階の居室区画、換気設備などの入力まで終えているものとして解説します。
- 2階シックハウスを開き、「属性変更」をクリックします。
- 部屋名をクリックします。
- 「部屋」ダイアログの「平均天井高」を「3861.4」に変更して、「OK」をクリックします。
- 「換気設備チェック」をクリックします。
- 寝室の天井高、気積にR階ロフトが考慮されていることを確認します。
小屋裏収納・ロフトの建築材料を考慮させるには
シックハウスではR階を作成できないため、小屋裏収納・ロフトの内壁仕上、天井裏等の建築材料を考慮することはできません。これらの建築材料を考慮するには、「住宅部品等設定」を使用します。
- 「住宅部品等設定」をクリックします。
- ダイアログの「部位」から「その他」を選び、「名称」を「ロフト」などR階の建築材料であることがわかるものに変更します。
- 内壁仕上だけを考慮するときは、「内装」をONにして「建築材料区分」を変更し、「天井裏等」をOFFにします。
- ここでは「面積指定」をONにして、「面積」に建築材料の面積を設定します。
- 属する部屋を指定して、配置位置をクリックします。
- 「内装仕上チェック」をクリックします。
- 寝室に、追加した住宅部品等が追加されていることを確認します。