プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.8 | ID | Q560145 | 更新日 | 2021/11/30 |
Q:バルコニー部分の天井断熱を屋根断熱に変更する方法を教えてください。
A:「専用初期設定:屋根・天井」の「バルコニー仕様」で「屋根断熱」をONにして自動配置します。
また、「境界」メニューの「熱的境界(屋根)」を使って、バルコニー部分に熱的境界(屋根)を入力することも可能です。
※ 熱的境界(天井)でも屋根仕様で計算できますが、天井の分類で集計されます。屋根の分類として集計するには、熱的境界(屋根)で入力します。
バルコニー部分に屋根仕様を自動配置する方法
- 「専用初期設定:屋根・天井」の「バルコニー仕様」で「屋根断熱」をONにします。
- 「屋根仕様」をダブルクリックして、バルコニーで使用する仕様を選びます。
- 1階外皮性能計算を開いて、「自動配置」をクリックします。
- モードを「天井・屋根・軒高・胴差・構造熱橋」に切り替えて、バルコニー部分の熱的境界を確認します。
- 「シミュレート」メニューから「U値シミュレート」を選び、屋根として集計されていることを確認します。
メモ
- バルコニー部分を部屋(外部部屋)で入力された場合は、この設定は反映されません。天井のタイプに応じて、天井断熱が配置されます。 設定を反映させるには、平面図の「外部シンボル」メニューの「バルコニー」で入力してください。
バルコニー部分に熱的境界(屋根)を手入力する方法
「専用初期設定:屋根・天井」の「天井断熱」をONの状態で熱的境界を自動配置した場合に、すでに熱的境界を編集しているため再配置したくないときは、バルコニー部分だけを屋根仕様で入力しなおすことができます。
- モードを「天井・屋根・軒高・胴差・構造熱橋」に切り替えます。
- バルコニー部分の熱的境界(天井)を削除します。
- 「境界」メニューから「熱的境界(屋根)」を選びます。
- 「熱的境界(屋根)」ダイアログで屋根の仕様を選びます。
- 参照する部屋(屋根の参照データ)をクリックして、熱的境界の範囲を指定します。
※ 同階に屋根の参照データがないときは、部屋をクリックします。 - 「属性変更」をクリックして、熱的境界(屋根)の「勾配」が「0」であることを確認します。
メモ
- バルコニーを屋根断熱にした場合は、屋根断熱の下端が外壁の上端の基準となります。
1階のバルコニー周辺の外壁の高さを断熱の厚みを考慮した高さに調整し、2階のバルコニーに接する外壁の下端高も同様に断熱の厚みを考慮して下げた上で、高さを調整します。