プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.8 | ID | Q560340 | 更新日 | 2022/06/15 |
Q:壁や屋根などの熱的境界仕様を登録する方法を教えてください。
A:壁や屋根、建具などの仕様は、「専用初期設定:仕様」で登録します。壁や屋根などは、材料を組み合わせて、材料の厚さ、面積比、熱伝達抵抗などを設定して平均熱貫流率を算出します。
操作方法
ここでは、外壁の熱的境界仕様を登録する操作を解説します。
- 「専用初期設定:仕様」の「グループ」で登録する部位を選びます。
ここでは、「外壁1」を選びます。 - 一覧で登録するセルをダブルクリックします。
- 「仕様設定」ダイアログで、仕様の名称を入力します。
- 断熱材の施工方法を選びます。
※ グループ(外壁、床など)によって施工法が異なり、施工法によって「部位区分」や「面積比」が設定されます。 - 熱的境界仕様を構成する材料を、セルをダブルクリックして「材料選択」ダイアログの「ユーザー材料」から選びます。
※「ユーザー材料」には、「専用初期設定:材料」で登録した材料および空気層が表示されます。 - 同様に、その他の材料を設定します。
※ 断熱材以外の躯体、面材は、3ページと4ページ目に登録されています。 - 熱橋部の厚さと断熱部の厚さが異なる場合は、熱橋部の構造部材等の厚さを断熱部と同じ厚さに変更する必要があるため、熱橋部の厚さを変更します。
- 「室内側表面熱伝達抵抗Rsi」で室内側、「外気側表面熱伝達抵抗Rse」で外気側の表面熱伝達抵抗値を設定します。
- その材料の部位(断熱部/熱橋部)を設定します。
断熱材が入る部分は「断熱部」、入らない部分は「熱橋部」をONにします。断熱部と熱橋部の両方に含まれるときは両方をONにします。 - 算出された「平均熱貫流率」を確認して、「OK」をクリックします。
メモ
- 「熱橋面積比」の合計が「1.0」以外の場合は、熱貫流率を計算できません。
- 建具1~4(2020/04~)は、一覧のセルをダブルクリックして「建具仕様設定」ダイアログで仕様名と各付属部材使用時の熱貫流率を設定します。
- ※ 建具1~4(~2022/03)の仕様は令和4年4月以降使用することはできません。
- 仕様をコピー、移動、削除するには、「仕様一覧」で右クリックして「コピー」「切り取り」「貼り付け」「削除」で行うことができます。また、「行挿入」「行削除」で表示順を変更することもできます。
ただし、最終行にデータがある場合は、以下の確認画面が表示され行挿入はできません。