プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.8 | ID | Q560355 | 更新日 | 2022/06/15 |
Q:基礎が無断熱のときの対処方法を教えてください。
A:「専用初期設定:仕様(基礎)」で基礎の無断熱の仕様を登録し、「専用初期設定:床・基礎」で熱的境界(基礎)の自動配置条件を変更します。
ここでは、評価方法が「土間床等外周部と基礎壁を別々」と「土間床等外周部と基礎壁を一体」の場合で解説します。
操作方法:評価方法が「土間床等外周部と基礎壁を別々」の場合
ここでは、すでに登録されている仕様をコピーし、「基礎壁」が断熱材なしの仕様を新規に登録する方法について解説します。
- 「設定」をクリックします。
- 「専用初期設定:仕様(基礎)」を選んで、「評価方法」が「土間床等外周部と基礎壁を別々」であることを確認します。
- 登録されている仕様を一覧から選び、右クリックして「コピー」を選びます。
ここではNo.1を選びます。 - 空欄を選び、右クリックして「貼り付け」を選びます。
ここではNo.6を選びます。 - 貼り付けた仕様をダブルクリックします。
- 「基礎壁」の仕様をダブルクリックします。
- 一覧から基礎壁が無断熱の仕様をダブルクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「床下側」をONにして、基礎壁が無断熱の仕様が登録されていることを確認します。
- 「専用初期設定:床・基礎」をクリックして、「床断熱工法」がONであることを確認します。
- 例えば、玄関、勝手口のみを無断熱とする場合は、次のように設定します。
・ 基礎(玄関外気側):「外気側」をONにして「専用初期設定:仕様(基礎)」に登録した材料を選択
・ 基礎(玄関床下側):「床下側」をONにして基礎壁が「基礎壁床下 無断熱」を選択
・ 基礎(その他外気側):「外気側」をONにして「専用初期設定:仕様(基礎)」に登録した材料を選択
・ 基礎(その他床下側):「床下側」をONにして基礎壁が「基礎壁床下 無断熱」を選択
※ 外気側、玄関床下側は下図の位置を指します。 - 「OK」をクリックします。
- 「自動配置」をクリックして、熱的境界を自動配置します。
- 「モード切替(基礎・居室区画)」に切り替えて、熱的境界(基礎)の属性を確認します。
操作方法:評価方法「土間床等外周部と基礎壁を一体」の場合
- 「設定」をクリックします。
- 「専用初期設定:仕様(基礎)」を選んで、「評価方法」が「土間床等外周部と基礎壁を一体」であることを確認します。
- 「外気側」をONにして、空欄をダブルクリックします。
- 「仕様設定(基礎)」ダイアログの「仕様名称」を入力し、「断熱材」が「無し」になっていることを確認します。
- 「H1」「H2」の「計算値」を入力します。
ここでは「H1」に「0.4」、「H2」に「0.05」とすると、「土間基礎線熱貫流率」が「1.800」となります。 - 「OK」をクリックします。
- 「床下側」をONにして、「無断熱」が登録されていることを確認します。
- 「専用初期設定:床・基礎」で「床断熱工法」がONであることを確認します。
- 例えば、玄関、勝手口のみを無断熱とする場合は、次のように設定します。
・ 基礎(玄関外気側):「外壁」をONにして「専用初期設定:仕様(基礎)」に登録した材料を選択
・ 基礎(玄関床下側):「床下側」をONにして「無断熱」を選択
・ 基礎(その他外気側):「外壁」をONにして「専用初期設定:仕様(基礎)」に登録した材料を選択
・ 基礎(その他床下側):「床下側」をONにして「無断熱」を選択 - 「OK」をクリックします。
- 「自動配置」をクリックして、熱的境界を自動配置します。
- 「モード切替(基礎・居室区画)」に切り替えて、熱的境界(基礎)の属性を確認します。