プログラム名 外皮性能計算 Ver. Ver.9 ID Q560190 更新日 2022/10/12

Q:自動配置をすると階間部や土台が配置されました。これらを省略して計算する方法を教えてください。

A:自動配置時に「階間部を別仕様で計算」をOFFにして、熱的境界を自動配置します。

操作方法

  1. 外皮性能計算を開いて、「設定」をクリックします。
  2. 「専用初期設定:高さ」の「階間部を別仕様で計算」をOFFにして、「OK」をクリックします。
  3. 1階外皮性能計算を開いて、「自動配置」をクリックします。
  4. 「自動配置条件設定」の設定内容を確認して、「完了」をクリックします。
    ・「かんたん設定」の場合は、「専用初期設定:高さ」の設定で自動配置を実行します。

    ・「詳細設定」の場合は、「壁で配置する断熱仕様」から設定を確認できます。また、変更も可能です。
  5. モードを「天井・屋根・軒高・胴差・構造熱橋」に切り替えて、熱的境界(胴差)が配置されていないことを確認します。

メモ

  • 「自動配置条件設定」ダイアログで設定を変更した場合は、「完了」をクリックしたタイミングで使用した設定モード、設定内容は専用マスタに保存されます。

配置される熱的境界の違い

天井断熱の場合

階間部を別仕様で計算:OFF 階間部を別仕様で計算:ON
1Fは、「専用初期設定:高さ」の平均天井高の数値が無効となり、2階の壁まで熱的境界(壁)が配置されます。この場合、「物件初期設定:基準高さ情報」を参照します(下屋がある場合は平均天井高を参照)。 1F2Fともに、「専用初期設定:高さ」の平均天井高の数値を参照します。
2Fは、「専用初期設定:高さ」の平均天井高と「物件初期設定:基準高さ情報」の2F床厚を参照します。

 

屋根断熱の場合

階間部を別仕様で計算:OFF 階間部を別仕様で計算:ON
1Fは、「専用初期設定:高さ」の平均天井高の数値が無効となり、2階の壁まで熱的境界(壁)が配置されます。この場合、「物件初期設定:基準高さ情報」を参照します(下屋がある場合は平均天井高を参照)。 1F2Fともに、「専用初期設定:高さ」の平均天井高の数値を参照します。
2Fは、「物件初期設定:基準高さ情報」の軒高の数値を参照します。