プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.9 | ID | Q560330 | 更新日 | 2022/10/12 |
Q:基礎の立ち上がりが400㎜を超える場合の熱的境界(基礎)の設定について教えてください。(評価方法が「土間床等外周部と基礎壁を一体」の場合)
※ 評価方法が「土間床等外周部と基礎壁を別々」の場合の外皮面積については、以下のBEST FAQをご参照ください。
「Q:2021年4月から外皮計算で基礎部分の評価が変更になるが、ARCHITREND ZEROでは対応できますか?」
A:「物件初期設定:基準高さ情報」の「基礎高」を参照して、基礎の立ち上がりが400㎜を超える場合は、「自動配置」で熱的境界(基礎)の「熱的境界(壁)加算分(高さ400㎜を超える場合)」に400㎜を超えた分の高さがセットされます。

自動配置条件設定:かんたん設定【床断熱の場合】
「自動配置条件設定」ダイアログに「基礎壁加算分(高さ400mmを超える場合)」の設定が表示され、自動配置後は下図のように熱的境界(基礎)が配置されます。
自動配置条件設定:かんたん設定【基礎断熱の場合】
「自動配置条件設定」ダイアログに「基礎壁加算分(高さ400mmを超える場合)」の設定が表示され、自動配置後は下図のように熱的境界(基礎)が配置されます。
基礎断熱の場合は、熱的境界(土間)も同時に配置されます。このとき、土間の仕様は「壁」で設定した仕様で配置されます。
自動配置条件設定:詳細設定【床断熱、基礎断熱】
詳細設定の場合は、「自動配置条件設定」ダイアログに「基礎壁加算分(高さ400mmを超える場合)」は表示されませんが、自動配置後は下図のように熱的境界(基礎)が配置されます。
※ 配置される熱的境界(基礎)は、「メモ」に記載している「専用初期設定:壁・階間・構造熱橋」の「壁仕様」の「基礎(H0.4m超外気側)」または「基礎(H0.4m超床下側)」の仕様が連動します。
※ 詳細設定の基礎断熱の場合は、「土台」もONにすることで、かんたん設定と同様に土台も自動配置されます。
メモ
- 基礎壁加算分(高さ400mmを超える場合)」に表示される仕様は、「専初期設定:壁・階間・構造熱橋」の「壁仕様」の「基礎(H0.4m超外気側)」または「基礎(H0.4m超床下側)」の仕様が初期値になります。
- U値シミュレートを確認すると、400㎜を超えた分は外壁の熱損失量に加算されていることを確認できます。