プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.9 | ID | Q562110 | 更新日 | 2022/11/09 |
Q:庇等がない場合や天窓の場合(日除け効果係数(1.0)と斜入射特性を用いる方法)の計算方法を教えてください。
A:「専用初期設定:建具-建具設定」の「ガラス仕様」で仕様を選択し、「取得日射熱の補正方法」で「簡略法等」をONにして、建具の熱的境界データを自動配置します。
※ 庇等があれば「簡略計算法」で、庇等がない場合は「簡略計算法(冷房期:0.93、暖房期:0.72)」で計算します。天窓の場合は「日除け効果係数(1.0)と斜入射特性を用いる方法」で計算されます。

操作方法
- 外皮性能計算を開いて、「設定」をクリックします。
- 「専用初期設定:建具-建具設定」で「η値」の「仕様」をクリックします。
- 「開口部仕様選択」ダイアログでガラス仕様を選びます。
ここでは、「ガラス区分」が「2層」であることも確認します。 - 「簡略法等」をONにします。
- 「自動配置」をクリックして、熱的境界などを自動配置します。
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「属性変更」で建具を選び、熱的境界(建具)の属性ダイアログの「ガラス」の「仕様」をクリックすると、「開口部仕様選択」ダイアログで設定した「日射熱取得率」が選択されていることを確認できます。
※ 平成28年度基準、平成25年度基準で計算した物件データを開いた場合は、「開口部仕様選択」ダイアログに「基準年度」が表示されます。ただし、どちらの基準年度も令和4年4月以降は使用できません。また、「令和3年度」を選択して「OK」をクリックすると、次回から「基準年度」が非表示になります。
メモ
- 「簡略法等」の場合、天窓(方位が上面)のときは「日除け効果係数と斜入射特性」と表記されます。
条件 計算方法 窓 庇あり(張り出し寸法0より大きい) 簡略計算法 庇なし(張り出し寸法0の場合) 簡略計算法(冷房期:0.93、暖房期0.72) 天窓 日除け効果係数(1.0)と斜入射特性 - 建具の上部を全て覆っていない(接続する屋根がない)場合は、日除けの対象外となります。
- 「η値シミュレート」ダイアログからガラス仕様を変更するときは、対象となる建具を選択して「仕様を入れ替える」をクリックし、「開口部仕様選択」ダイアログで「令和3年度」の仕様を選択します。「変更内容
⇒ 図面」をクリックすると、熱的境界データに反映されます。