「標高格差」管理による評価について
「上層路盤」の評価を行う場合を例に「標高格差」管理による評価について説明します。
下層路盤の標高較差の平均値を考慮して、上層路盤の目標設計高を求めます。
下層路盤の標高較差の平均値は、以下の(1)(2)(3)のいずれかの方法で算出します。
(1)直下層の計測点群データと設計データの格差から算出
※この方法を使用する場合は、上層路盤の出来形評価前に、下層路盤に出来形評価を行う必要があります。
(2)TS出来形管理の計測データから算出
※この方法を使用する場合は、出来形観測データ付きのXMLデータを準備する必要があります。
(3)各帳票などから算出
※この方法を使用する場合、上層路盤の出来形評価時に平均値を手入力する必要があります。
(1)(2)(3)のいずれかから算出された平均値を使用して、上層路盤の目標設計高を算出します。
その目標設計高と「上層路盤」の計測データを比較して、出来形評価を行います。