プログラム名 | 外皮性能計算 | Ver. | Ver.7 | ID | Q560425 | 更新日 | 2021/06/21 |
Q:外張断熱工法(屋根断熱・基礎断熱)のときの外皮性能計算について教えてください。
A:専用初期設定にて熱的境界の仕様、熱的境界の高さ、自動配置条件などを外張断熱用に変更して自動配置します。
※ 外張断熱用の専用マスタが用意されています。「専用初期設定」の「専用マスタ読込」で「11:木造外張断熱」を読み込むことで、自動配置する熱的境界の仕様が外張断熱用に変更されます。
外張断熱工法用に専用初期設定を変更する
- 「設定」をクリックします。
- 「専用初期設定:仕様」で外張断熱用の仕様が登録されていることを確認します。
このとき、「断熱材の施工法」は「熱橋がない場合」となっている仕様を選択します。 - 「専用初期設定:仕様(基礎)」で外張断熱用の基礎の仕様が登録されていることを確認します。
- 「専用初期設定:壁・階間・構造熱橋」の「壁」タブで、自動配置する熱的境界(壁)の仕様「大壁」を確認します。
※ 変更するときは、一覧で部材を選んで「設定」をクリックします。 - 「専用初期設定:壁・階間・構造熱橋」の「階間等」タブで、自動配置する熱的境界(土台)の仕様「土台(一般部床下側)」を確認します。
※ 基礎断熱工法時の土台(一般部外気側)には、土台部分の壁と同じ仕様がセットされるため、「土台(一般部外気側)」は設定できません。 - 「専用初期設定:屋根・天井」で、自動配置する熱的境界(屋根)の仕様「屋根(木)」を確認します。
- バルコニー下部の断熱方法で「屋根断熱」を選んで、自動配置する熱的境界(屋根)の仕様を確認します。
- 「専用初期設定:床・基礎」で、「基礎断熱工法」をONに変更します。
- 自動配置する熱的境界(基礎)の仕様「基礎(外周全体)」を確認します。
- ここでは土台の熱橋部も一般部と同じ仕様で検討するため、「専用初期設定:高さ」の「土台」をON、「土台せい」を「0.0」にします。
- 「専用初期設定:自動配置」で、「屋根断熱」をONに変更します。
- 「OK」をクリックします。
熱的境界を自動配置する
- 「自動配置」で部材を自動配置します。
- 1階を開いて、「モード切替(床・土台)」をONにします。
- 熱的境界(床)を属性変更して、「外皮面積のみ計上」がONであることを確認します。
- 熱的境界(土台)を属性変更して、「階間(土台)」の「高さ」が「0.0」になっていて「階間(一般部)」にまとまられていることを確認します。
- 「モード切替(基礎・居室区画)」をONにします。
- 熱的境界(基礎)を属性変更して、「外皮面積」の「高さ」が「0.0」になっていて外皮面積には算入していないことを確認します。
- 「外皮性能パースモニタ」をクリックして、外皮面の立体を確認します。
メモ
- その他にも、建物・屋根形状によっては熱的境界(妻壁)の編集が必要になる場合があります。