プログラム名 矩計図・断面図 Ver. Ver.3 ID Q430215 更新日 2016/08/29

Q:矩計図で妻壁部分の外壁仕上が描画されません。対処方法を教えてください。

A:屋根伏図で妻壁が入力されている位置の外壁仕上は、矩計図・断面図では描画されません。矩計図の場合、「矩計」メニューの「壁仕上」の「外壁仕上断面」で壁仕上線を追加します。
※ 妻壁の躯体は、「木造」メニューの「梁断面」「柱見付」を使って表現します。
※ 断面図の場合は、汎用コマンドの「線分」メニューのコマンドを使って線分を追加します。

妻壁の躯体を表現する

  1. ここでは、母屋・束材を削除します。
  2. 「木造」メニューから「梁断面」の「構造材」を選びます。
  3. 「ピック(交点)」をONにします。
  4. ここでは、「幅」「せい」を「105」に変更して、梁断面の配置位置をクリックします。
  5. 「木造」メニューから「柱見付」を選びます。
  6. 「幅」が「105」であることを確認して、柱見付の始点と終点をクリックします。
  7. 屋根断面と梁断面の重なりを処理するため、「削除」メニューから「クリップ」を選びます。
  8. 「クリップ」ダイアログの「内消」をONにして、「選択前提」をクリックします。
  9. 対象のデータ(ここでは梁断面)をクリックします。
  10. ここでは、操作モードを「傾斜矩形」に変更して、クリップする範囲を指定します。
    指定したデータの範囲が削除されます。

メモ

  • 柱見付、梁断面(構造材)を使用せず、自動配置された母屋・束材の属性(幅・せい)を変更して表現してもかまいません。

妻壁の外壁仕上を入力する

  1. 「矩計」メニューから「壁仕上」の「外壁仕上断面」を選びます。
  2. 「外壁仕上マスタ選択」ダイアログで使用する外壁仕上をダブルクリックします。
  3. ここでは、105㎜の躯体芯を基準に入力するため、「外壁断面」ダイアログの「入力点オフセット」を「52.5」に変更します。
    ※ 壁面を基準に入力するときは、「入力点オフセット」を「0」に変更します。
  4. 「ピック(交点)」をONにします。
  5. 外壁仕上の始点と終点、仕上面の方向をクリックします。
  6. 「線分」メニューの「平行線」を使って、外部軒天を表現します。
  7. 「線編集」メニューの「延長止線」(または「連続延長」)を使って、壁仕上ラインの端部の位置を調整します。

メモ

  • 再度「自動立上」をクリックして矩計図を再作成すると、加筆修正したものは残りません。加筆修正したものがなくならないようにするには、「専用初期設定:保護レイヤ」を使ってください。
  • 外部天井は、「矩計」メニューの「天井仕上」の「外部天井仕上断面」で表現することもできます。