べた基礎片持ち基礎連続基礎独立基礎柱型杭
べた基礎、片持ち基礎、連続基礎、独立基礎、柱型、杭を描きます。
べた基礎を描くM130710_kso_sec01
- 「基礎」メニューから「べた基礎」を選びます。
- 入力モードが「矩形」の「矩形」であることを確認します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - べた基礎の基準(上端/下端)、基準高を設定します。
- テンプレートからべた基礎の種類を選びます。
- プロパティ「基本」タブでべた基礎の厚さを設定します。
- べた基礎の領域を描きます。
メモ
- 既存のべた基礎と重ねて描く場合、「入力優先」でどちらの領域を優先するか、または重ねて配置するかを設定できます。
(入力優先については、「既存のスラブに重ねて描く場合」を参照) - べた基礎時の基礎梁は、「梁」で配置します。
- 「べた基礎」(「片持ち基礎」「連続基礎」「独立基礎」も同様)をクリックすると、自動的に「優先表示の切り替え」が「基礎優先表示」に切り替わります。
表示をもとに戻したいときは、「通常表示」を選んでください。
梁、壁を参照してべた基礎をまとめて描くにはM130710_kso_sec02
- 「基礎」メニューから「べた基礎」を選びます。
- 入力モードを「要素範囲参照」の「矩形範囲」に変更します。
- 要素参照で「梁」または「壁」にチェックを付けます。
- べた基礎の描く範囲を指定します。
メモ
- 地下階の場合など壁を参照してべた基礎を配置したいときは、「壁」をONにします。
- 「要素範囲参照」の操作では、1つのべた基礎で配置されます。
梁のスパン間ごとに配置したい場合は、「閉領域」の「1点検索」を使用します。要素参照で「梁」をONにして、梁のスパン間をクリックします。
べた基礎にハンチを付けるにはM130710_kso_sec16
ハンチを付けるには、コマンドサポートウィンドウにある「入力時ハンチ設定」をONにします。
メモ
- 入力したべた基礎にハンチを付けるには、対象のべた基礎を選択した後、プロパティ「基本」タブにある「ハンチ設定」をクリックします。
片持ち基礎を描くM130710_kso_sec03
- 「基礎」メニューから「片持ち基礎」を選びます。
- 入力モードが「矩形」の「矩形」であることを確認します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - 片持ち基礎の下端高を設定します。
- テンプレートから片持ち基礎の種類を選びます。
- プロパティ「基本」タブで基端厚と先端厚を設定します。
- 片持ち基礎の領域を描きます。
- 基端の位置の始点と終点をクリックします。
始点と終点の方向に対して左方向が先端側となります。
出幅を指定して片持ち基礎を描くにはM130710_kso_sec04
- 「基礎」メニューから「片持ち基礎」を選びます。
- 入力モードを「連続線」に変更します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - 「出幅」で片持ち基礎の基端から先端までの幅を設定します。
- 片持ち基礎の各点を順次クリックして、最後にEnterキーを押します。
入力方向に対して左側が片持ち基礎の向きとなります。
メモ
- 「オフセット」を入力することで、入力位置から基端まで距離を設定して描くことができます。
連続基礎を描くM130710_kso_sec05
- 「基礎」メニューから「連続基礎」を選びます。
- 入力モードが「線分」の「線分」であることを確認します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - 連続基礎の基準(上端/下端)、基準高を設定します。
- テンプレートから連続基礎のタイプを選びます。
- 連続基礎の始点と終点をクリックします。
メモ
- 連続基礎の始点と終点側に小口をオフセットして表現するには、プロパティ「基本」タブの「小口オフセット」を設定します。
- 連続基礎の断面形状は、プロパティ「基本」タブの「寸法設定」で変更します。
偏心ありの場合は、「形状反転」で形状を反転することができます。
- 入力モードの「要素参照」を使用すると、通り芯、基準芯、スペース、柱などの線分、2D汎用の線分などを参照して、連続基礎を描くことができます。また、スパン間を指定して描くこともできます。
(操作については、「線分を参照して壁を描くには」を参照) - 入力モードの「多点要素参照」を使用すると、接続した線分を指定して連続基礎を連続的に描くことができます。主に2D汎用の下図がある場合や、2D汎用の線分やスペースで単線プランを作成した場合に使用します。
(操作については、「接続する線分を指定して壁を描くには」を参照)
連続基礎を芯からずらして描くにはM130710_kso_sec06
連続基礎の面を柱や壁の面に合わせたいときは、「面寄り」(配置基準が右寄、左寄の場合)または「芯ずれ」(配置基準が芯の場合)にオフセットを入力して、クリックした位置から設定値の分、ずらして描きます。
入力モードが「線分」「連続線(円弧可)」「円弧」の場合、次のように配置します。
入力モードが「要素参照」の「要素参照」「交点内要素参照」、「多点要素参照」の場合、要素のどの位置でクリックしたかによって配置が異なります。
通り芯・壁芯などを参照して連続基礎をまとめて描くにはM130710_kso_sec07
- 「基礎」メニューから「連続基礎」を選びます。
- 入力モードを「要素範囲参照」の「矩形範囲」に変更します。
- 要素参照で対象とする要素にチェックを付けます。
- 連続基礎の描く範囲を指定します。
メモ
- 通り芯の面芯を参照する場合は、「通り芯」の入力モード「面芯距離」で、面芯(部材の面を合わせるライン)を設定しておく必要があります。
独立基礎を置くM130710_kso_sec08
- 「基礎」メニューから「独立基礎」を選びます。
- 入力モードが「1点方向」であることを確認します。
- 独立基礎の基準(上端/下端)、基準高を設定します。
- テンプレートから独立基礎の種類を選びます。
- プロパティ「基本」タブでフーチング厚を設定します。
- 独立基礎の基準位置をクリックします。
独立基礎の方向を指定する場合は、独立基礎の基準位置でマウスをドラッグしながら方向を決めます。
メモ
- 独立基礎の断面形状は、プロパティ「基本」タブの「寸法設定」で変更します。
- 柱を参照して柱芯に独立基礎を置く場合は、「要素参照」を使用して柱を指定します。
- 斜めになった通り芯、基準芯など線分の角度を参照して、指定した線分に対して平行、垂直に独立基礎を置きたい場合は、「要素角度参照」を使用します。
(操作については、「指定した線分と平行・垂直に柱を置くには」を参照) - 独立基礎時の基礎梁は、「梁」で配置します。
独立基礎を芯からずらして置くにはM130710_kso_sec14
独立基礎を芯からずらしたいとき、次の方法で面芯を設定して独立基礎を置きます。「1点方向」のときに設定できます。
1点配置したい場合
クリックした位置から設定値の分、ずらして置きます。
面芯の位置をマウスで指定したい場合
独立基礎の芯の位置をクリックし、独立基礎をずらす方向を指定します。
柱芯に独立基礎をまとめて置くにはM130710_kso_sec09
- 「基礎」メニューから「独立基礎」を選びます。
- 入力モードを「要素範囲参照」の「矩形範囲」に変更します。
- 独立基礎の配置する範囲を指定します。
- 独立基礎の向きを決めるために、X軸方向の基準として柱面をクリックします。
メモ
- 独立基礎の方向を指定したい場合は、手順4で次の操作を行います。
- 柱を参照して柱芯に独立基礎を置く場合は、「要素参照」を使用して柱を指定します。
独立基礎にハンチを付けるにはM130710_kso_sec17
ハンチを付けるには、プロパティ「ハンチ」タブで設定します。
柱型を置くM130710_kso_sec10
- 「基礎」メニューから「柱型」を選びます。
- 入力モードが「1点方向」であることを確認します。
- 「独立基礎参照」にチェックを付けます。
- 柱型の上端高を設定します。
- テンプレートから柱型の種類を選びます。
- 柱型の基準位置をクリックします。
柱型の方向を指定する場合は、柱型の基準位置でマウスをドラッグしながら方向を決めます。
メモ
- 柱型を芯からずらす方法については、「独立基礎を芯からずらして置くには」を参照してください。
- 柱を参照して柱芯に柱型を置く場合は、「要素参照」を使用して柱を指定します。
- 斜めになった通り芯、基準芯など線分の角度を参照して、指定した線分に対して平行、垂直に柱型を置きたい場合は、「要素角度参照」を使用します。
(操作については、「指定した線分と平行・垂直に柱を置くには」を参照) - 柱芯に柱型をまとめて置く場合は、「要素範囲参照」を使用します。
(操作については、「柱芯に独立基礎をまとめて置くには」を参照)
杭を配置するM130710_kso_sec11
- 「基礎」メニューから「杭」を選びます。
- 入力モードが「要素参照」であることを確認します。
- テンプレートから杭の種類を選びます。
- プロパティ「基本」タブで杭全長や杭径などを設定します。
- 独立基礎の形状に応じた配置パターンを選択します。
※ 三角の独立基礎は「3本」のみ、コーナー三角の独立基礎は「1本」のみ選択可能です。 - 「へりあき」で基礎の端から杭の中心までの距離を入力します。
※ 三角の独立基礎の場合は、杭の間隔を入力します。 - 杭を配置する独立基礎をクリックします。
メモ
- 独立基礎に配置した杭の上端高さは独立基礎の下端となります。杭の高さを変更したい場合は、配置した杭を選択しプロパティで変更します。
- 杭の上部または脚部にリングなどを取り付ける場合は「杭頭」「杭脚」をONにして、拡頭・拡底部の長さと直径を入力します。杭伏図で拡頭・拡底部の円が点線で表示されます。
- 配置高さと位置を指定して杭を置く場合は、「一点方向」を使用します。
- 独立基礎に杭をまとめて配置する場合は、「要素範囲参照」を使用して、範囲を指定します。
基礎の表示状態を変更するにはM130710_kso_sec12
べた基礎、片持ち基礎、連続基礎、独立基礎、柱型、杭の色は、プロパティ「Color・高」タブで設定します。
メモ
- 「Color3D」で単色しか設定できない場合は、「GLOOBEのオプション(基本設定)」の「詳細質感・テクスチャの指定を有効にする」がONになっているかを確認してください。
(詳しくは、「オブジェクトの質感を細かく設定するには」を参照) - べた基礎などの平面表現時のハッチングは、作図表現(材質ハッチング)の「構造」タブの「RC」で設定します。
- プロパティの内容をテンプレートに登録しておくと、他のプロジェクトでも同じ内容を使用できます。
(操作については、「テンプレート」を参照)